英国議会の声明によると、11月に英国の警察国家コンピューター(PNC)に導入されたスクリプトエラーによって失われたデータの回復にはさらに12週間かかるという。
この規則の問題は、内務省が証拠記録41万3000件の削除という損失に気づき、法的理由のみで記録を削除することを目的とした自動「除去」プロセスを停止した1月10日まで明らかにならなかった。
ロンドンのヘンドンにあるデータセンターに設置された富士通 BS2000/OSD SE700-30 メインフレームである PNC からの警察記録の紛失は先月世間の注目を集め、議会でボリス・ジョンソン首相と野党党首のキール・スターマー卿の間で激しいやりとりが起こりました。スターマー首相は、データ紛失が進行中の警察捜査にどれだけ影響を及ぼしたかは把握していないと認めました。
うんざりする「家事」か?英国警察の国家コンピュータデータベースから15万件以上の記録が削除された
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キット・モルトハウス犯罪・警察担当国務大臣は昨日、貴族院に提出した書面声明の中で、技術的調査が完了し、11万2697人の記録に関連する合計20万9550件の犯罪記録が誤って削除されていたことが明らかになったと述べた。
「このうち1万5089人のデータは完全に削除された」と彼は述べた。
モルトハウス氏は、ロンドン警視庁の元長官ホーガン=ハウ卿が主導する外部調査によって、「将来同様の事件を回避するために必要な教訓が得られる」と強調した。調査結果は3月中旬に発表される予定だ。
技術者たちは失われたデータの復旧に自信を持っており、復旧作業にはさらに12週間、つまり欠陥のあるスクリプトが導入されてから少なくとも5か月かかるだろうとモルトハウス氏は述べた。技術チームはより早期の復旧を目指すが、「データの完全性を守るためには、データが安全に復旧されることが不可欠だ」とモルトハウス氏は述べた。
内務省の分析によると、指紋記録が完全に削除されたのはわずか195件で、いずれも10年以上前のものだった。有罪判決の記録は削除されておらず、削除されたファイルの99.5%は2011年以前に作成されたものだとモルトハウス氏は付け加えた。
DNAデータベースから2万6000件の記録が削除されていたものの、内務省はバックアップを「一時的な安全な場所」に復元した。内務省は「今週」中に軍隊や国家機関がデータにアクセスできるようにし、進行中の捜査を支援するために照合を可能にする業務プロセスを構築する予定だと、同氏は述べた。®