オールフラッシュアレイのスタートアップ企業 Apeiron は、Splunk の速度テストでは EMC の XtremIO を圧倒していると主張しています。
Splunkのソフトウェアはビッグデータを検索・分析します。Apeironは、NVMeフラッシュドライブで構築されたADS1000 NVMe over fabrics接続のフラッシュアレイを搭載しています。アクセスサーバーへの接続にファイバーチャネルやiSCSIスイッチは使用しません。
Apeironは、Bonnie++とSplunkITの両方を用いたSplunkテストを完了しました。Apeironのセールス&アライアンス担当EVP、ジェフ・バーバー氏は次のように述べています。「ApeironはNVMe向けにゼロから構築されており、外部スイッチのようなレイテンシもありません。そのため、読み取り速度はEMCベンチマークの45倍、書き込み速度はEMCベンチマークの33倍という結果が出ています。フットプリントは80%削減され、サーバー数は60%削減されました。」
Apeiron Splunk のパフォーマンス数値はホワイト ペーパー (PDF) に詳しく記載されており、以下はそのホワイト ペーパーに記載されている Apeiron の生データと EMC XtremIO Splunk データの表です。
Apeironの生データは独自にEMC XTremIO Splunkは1~8台のサーバーで実行
EMCによるBonnie++を使用したXtremio Splunkの検証に関するドキュメントは、こちら(PDF)からご覧いただけます。以下はその中のグラフです。
Bonnie++ を使用した EMC XtremIO Splunk 検証の実行
XtremIO と Splunk の詳細については、こちら (pdf) をご覧ください。
Apeiron は、Splunk のパフォーマンスを Xtremio と比較したグラフを作成しました。
ジェフ・バーバー氏は、いつもの営業マンぶりでこう語った。「この数字は実に魅力的で、EMCが公表しているサーバー1台あたりの数値を8倍も上回っています。つまり、ApeironはNVMe SSDに何年分ものデータを保存でき、あらゆるクエリに対してリアルタイムのSLAを提供できるということです。」
DSSD もアプリケーション サーバーを接続するために NVMe over fabrics アプローチを使用しているため、EMC の DSSD と Apeiron の比較は非常に説得力があると思われます。
このようなアレイではネットワーク待ち時間が大幅に短縮され(約 50 マイクロ秒対 700 マイクロ秒以上)、ファイバー チャネルまたはイーサネット接続のオール フラッシュ アレイとの比較は、ディスクとテープのアクセス待ち時間を比較するのとほぼ同じになります。
Apeironは数週間以内に製品を一般公開する予定だと承知しています。XtremIOとの価格比較は興味深いものになるでしょう。®