FalconStor は、FreeStor ストレージ ソフトウェアに予測分析機能を追加しました。
このソフトウェアのみで構成されるストレージは、ハードウェアとは独立して販売され、基盤となる異機種混在ストレージ製品を抽象化することでストレージサービスを提供します。IBMのSANボリューム・コントローラー(SVC)と同様にデータパス内で動作し、EMC、IBM、HPEなどの複数のベンダーやその他サプライヤーのアレイ・ハードウェア・バックエンドを仮想化し、以下のトポロジー図に示すようにそれらの容量を管理します。
これは、ストレージ メディアがフラッシュ、ディスク、テープであるかどうか、またオンプレミスであるかクラウド内にあるかに関係なく当てはまります。
FalconStorは、「このソリューションにより、お客様は特定のハードウェア、ネットワーク、またはプロトコルに縛られることなく、クラウド内外でデータをシームレスに移行、回復、保護、重複排除できるようになります」と述べています。
2015年には約170社のお客様がFreeStorを導入し、12PBを超える容量を管理しています。これらのお客様には、Sunriseなどの大企業、TelefonicaやRicohなどのMSP、Kaminario、X-IO TechnologiesなどのOEM企業が含まれます。
最新リリースで追加された機能は次のとおりです。
- 複数のストレージサーバーにわたる集中監視、分析、レポート、プロビジョニング
- ストレージ管理を簡素化し、使いやすさを向上させる新しい管理GUI
- パフォーマンス、健全性、在庫に関する過去およびリアルタイムの傾向とレポート
- リアルタイムの洞察のための分析
- 接続されたホストから仮想 LUN、ストレージ プール、物理ディスクに至るまで、エンドツーエンドでリアルタイムのパフォーマンス、健全性、インベントリを監視
- プロアクティブとリアクティブの両方のスマートルールとアラートによるサービスレベルの監視
- ストレージ管理者の柔軟性を高める、パーソナライズされたカスタマイズ可能なダッシュボード
- いつでもどこでも監視できるネイティブiPhone/Androidアプリケーション
- OpenStack Cinder ドライバー
- SAP HANA認定
FreeStor が提供するデータ サービスは基盤となるストレージ リソース全体で機能するため、Intelligent Predictive Analytics (IPA) テクノロジーは、アレイ内分析のように単一のアレイでの動作に限定されません。
IPAは、「異機種混在のストレージシステム全体にわたるリアルタイムおよび履歴分析を提供し、容量、パフォーマンス、可用性をより適切に管理します。」ユーザーは、ストレージベンダーや場所に関係なく、単一の画面から得られるリアルタイム情報に基づいて、ストレージに関する対応策を決定できます。
情報は、ユーザー定義可能なビュー、レポート、ルールを使用して、グローバルレベルまたは詳細なレベルで提示できます。REST APIも用意されているため、分析データは必要な場所にプログラム的に配信できます。
以下は、約 6 か月後に顧客のスペースが不足すると予測するストレージ容量の傾向グラフを示す IPA のスクリーンショットです。
FreeStor分析のスクリーンショット
FalconStor は、FreeStor と、DataCore、EMC、Formation Data Systems、Hedvig、IBM、Nexenta、Veeam の競合製品の機能比較表を提供しています。
これは、提供サプライヤーがすべてのボックスにゴーサインを出し、他のサプライヤーはゴーサインを出さないテーブルの 1 つですが、比較を行うための出発点となります。
FalconStor は、Egenera のソフトウェアの今回のリリースについて、同社のサービス担当副社長である Scott Harris 氏から次のような素晴らしいコメントをもらいました。「FreeStor は、私の意見では、サービス プロバイダーの領域に初めて本格的に参入した製品です。FreeStor は、当社が提供する唯一の DR ソリューションです。」®