レビューレノボは2016年に向けて、Thinkpad X1、Tシリーズ、Xシリーズのビジネス向け新製品を含む、約20の新モデルと刷新モデルを発表しました。中でも最も注目を集めるのは、Surfaceの強力なライバルとなるX1タブレットです。
プレミアムビジネス分野では、Microsoft の Surface がすべての注目を集めていますが、X1 Tablet には OLED スクリーンが搭載されており、予想どおり、取り付け可能な部品もいくつか付いています。
Surfaceスタイルの4.6mm ThinkPadキーボードは3色展開です。さらに、3Dイメージングモジュール、2.5フィート(約70cm)離れた場所から60インチの映像を投影できるPicoプロジェクター、そして15時間駆動可能な予備バッテリーモジュールも追加可能です。バッテリーモジュールには専用のUSBポートとフルサイズのHDMIポートが搭載されています。
また、2 つのディスプレイ ポートと I/O スロットを搭載した 802.11ad キューブである「WiGig Dock」も登場予定です。
ちなみに、プレス資料にはスタイラスについては触れられていないので、これは新しいものではないと思われます。
この小さな赤ちゃんは見た目が不気味なほどSurfaceに似ている
X1とプロジェクターモジュールを教室に持ち込めば、先生を驚かせることができます。定規は必要ありません。
その他様々なモデルも刷新されました。X1 Carbonは、筐体に「新種のマグネシウム」を採用したことで、従来よりも軽量(2.6ポンド)になりました。
X1 Yogaコンバーチブルは、オプションでOLEDスクリーンを搭載可能です。複雑な「ウォッチストラップ」ヒンジを備えた新しいYogaコンバーチブルシリーズに、900Sと900 Business Editionが加わりました。
発表内容の一部はここに掲載されていますが、一部は公式発表資料に掲載されています。X1 TabletとX1 CarbonはどちらもLTEに対応しており、Microsoftは廉価版SurfaceにはLTEを搭載していますが、プレミアムSurface ProシリーズにはLTEを搭載していません。
価格はいくらになるのでしょうか?LenovoはEMEA(欧州・中東・アフリカ)での価格をまだ明らかにしていませんが、米国では来月からX1が899ドルで発売されます。生産性モジュール(USBポート付きバッテリー)も149ドルで発売されます。プロジェクターモジュールと3Dイメージングモジュールはそれぞれ279ドルと149ドルで5月に発売予定です。
X1 Yogaは今月米国で1,449ドルで発売され、OLEDモデルは4月に発売予定です。刷新されたCarbonは来月発売予定で、価格は1,449ドルからとなります。
ビジネス向けの主力製品であるTとXも忘れ去られたわけではありませんが、Tのみがデザインを一新しました。X260の価格は929ドルからで、X250と同じ筐体とキーボードデザインが維持されています。デフォルトの画面解像度は、今となっては遅い1366 x 766ピクセル、200ニットのままです。注文時に、より明るく高解像度(1920 x 1080)のディスプレイを指定する必要があります。
14インチのT460sは、従来モデルで採用されていた交換可能なバッテリーを廃止しましたが、T450sと比べて0.8ポンド(約3.3kg)軽量化を実現しています。RAMは最大24GBまで搭載可能で、WQHD(2560 x 1440)ディスプレイも選択可能です。高性能な姉妹モデルであるT460pは、最大32GBのRAMを搭載可能です。15インチ、重量5ポンド(約2.3kg)のT560は、IntelのSkylakeプロセッサを搭載しています。
近年、Thinkpadの忠実な購入者たちは、Thinkpadの象徴的な炎を守り続けるメーカーを、モデルチェンジを重ねるごとにノートパソコンの使い勝手を低下させ、より「消費者中心」にしてきたと批判してきた。Thinkpadは、チクレットキーボード、はんだ付けメモリ、そして奇妙なタッチパッドデザインといった、疑わしい「機能強化」を次々と導入してきた。
壊れていないものをなぜ直すのか、とThinkpadの熱烈なファンたちは問いかけた。レノボのデザイン責任者は「レトロ」モデルのフィードバックを募ったほどだ。ここでの「レトロ」とは「完全に壊れていない」という意味だ。Xシリーズに「レトロ」の良さが戻ってくるのにはもう少し待たなければならない…というのも、今はもう戻っていないからだ。®