スタートアップ企業が強力なデスクトップクラスターを展開

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スタートアップ企業が強力なデスクトップクラスターを展開

Scalable Servers Corp. は、秘密のベールを脱ぎ捨て、テーブルトップ クラスターを使用してエンジニア、ワークグループ、中小企業を支援することに重点を置く企業であることを明らかにしました。

テーブルトップクラスタ?そう、その通り。GHzの性能を誇るこの小さなモンスターが、今、大流行し始めているんです。

Orion Multisystemsは、エンジニアにスーパーコンピュータ級のマシンを提供するというアイデアの先駆者でしたが、その後倒産しました。ここ数年、PenguinやSupermicroといった企業が同様の取り組みを行っており、今週は新興企業のSiCortexが目もくらむようなブレッドボックスを発表しました。また、HPは今年初め、金融サービス関連のイベントで、単純作業をこなせるように改造された「Shorty」ブレードのデモを行ったと報じられています。

デスクトップ・スーパーコンピュータ市場への参入を狙うもう一つのプレイヤーは、TyanのTyanPSC部門でした。昨年、同部門は「Typhoon」システムを発表しました。これは、21インチ×14インチ×28インチのキャスター付きケースに、2ソケットのサーバーボード5枚を収納するものです。

さて、その後、Tyan は Mitac に吸収され、TyanPSC グループは米国と台湾にオフィスを構える新興企業、Scalable Servers Corp. (SSC) として分離されました。

SSCは、新しいflexBLADEシステムによって、ハイパフォーマンスコンピューティング市場だけに焦点を絞るのではなく、より幅広い選択肢を提供しようとしています。同社は、限られたスペースで高いコンピューティングパワーを必要とするあらゆるユーザーがこのシステムから恩恵を受けられると考えています。つまり、前述のワークグループや中小企業もその対象に含まれるということです。

しかし実際には、これまでこの種のシステムに最も関心を示してきたのは、エンジニアやプログラマーたちです。例えば、数値流体力学の巨匠アントニー・ジェイムソンは、自宅での作業に古いOrionユニットを愛用しています。

flexBLADEは、コンパクトな筐体に最大5枚のデュアルソケットブレードを収納できます。デスクサイドマシンとしてはもちろん、横向きに倒してラックマウントすることも可能です。

SSCユニットのショット

SSCのflexBLADE

このユニットは現時点ではOpteron(フルパワーのBarcelona)で動作し、クラスタとして構成できます。さらに、SCCの管理ソフトウェアでチェックボックスをオンにするだけで、2台のブレードを2組組み合わせてSMPを構築できます。

各ブレードには独自の PCI Express スロットがあり、最大 16 個の DIMM をサポートし、2.5 インチ ディスク 2 台を搭載できるスペースも備えています。

シャーシの背面には 5 つの PCIe スロットがあり、さらに 14 枚の 3.5 インチ ディスクを収容できるスペースが内部にあります。

したがって、このマシンに大量のハードウェアを詰め込み、多数の ATI または Nvidia カードで装備することができます。

「内蔵ネットワークには、10 または 20 ギガビットの InfiniBand、10 ギガビットおよび 1 ギガビットの Ethernet が含まれており、完全なシステム管理により、flexBLADE プラットフォームはパフォーマンスとコストの要件に合わせて幅広い構成が可能になります」と同社は述べています。

SCCはすでにOEM各社に初期ユニットを出荷しており、この製品を採用して再販してもらえることを期待しています。flexBLADEは来年第1四半期に本格生産に入る予定です。

システムの詳細については、こちらをご覧ください。®

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