6月、F-22ラプター戦闘機の排気口に2万匹以上のミツバチが群がったため、米空軍は養蜂家に助けを求めなければならなかった。
この事件は、米空軍のメディアリリースにより最近になって明るみに出たが、それによると、ミツバチは「2016年6月11日、バージニア州ラングレー・ユースティス統合基地での飛行作戦後に、F-22ラプターエンジンの排気ノズル内で発見された」という。
アメリカは蜂の巣の崩壊によって大きな被害を受けているため、基地は蜂を殺すのではなく、養蜂家を呼んで蜂を運び去ってもらうことにした。
米海軍を退役したアンディ・ウェストリッチは、基地の昆虫学者(空軍は基地に昆虫の専門家を常駐させているらしい)に知られた養蜂家だった。ウェストリッチは掃除機のホースを使ってミツバチを捕獲し、捕獲したミツバチの重量から群れの大きさを算出した。8ポンド、現代の数字で言えば3.6キログラムだった。
F-22ラプター(蜂なし)。写真:アメリカ空軍
米空軍の発表より:「ウェストリッチ氏は、ミツバチの群れが女王蜂の巣を作るために新たな場所へ向かっているのではないかと推測しました。女王蜂は通常、新しい巣に産卵するために卵を携えて飛び立ち、新たなコロニーを作るために出発するまで最大10日間何も食べません。そのため、女王蜂は旅の途中で栄養失調に陥ることがよくあります。ウェストリッチ氏は、女王蜂がF-22に着陸したのは休息のためだと考えています。ミツバチは女王蜂から離れることはないため、F-22に群がり、最終的にそこに着陸したと考えられます。」®