大手投資家は、デルの「重荷」がVMwareの価値を破壊するだろうと語る

Table of Contents

大手投資家は、デルの「重荷」がVMwareの価値を破壊するだろうと語る

投資会社ジェリコ・キャピタル・アセット・マネジメントLPは、取引について公にコメントしないという通常の慣行を破り、VMwareとDellの逆合併を非難するVMwareの独立取締役宛ての痛烈な書簡を公表した。

ジェリコ氏はVMware株の約1.8%を保有している。これは同社にとって大口投資家にはなるものの、保有株数を法的に開示したり、取締役のポスト獲得を迫ったりするほどではない。しかし、プレスリリースを発行することは誰でも可能であり、今回の書簡もそのように発表された。

人間対書類仕事。書類係が制御不能に陥る。写真:Shutterstock

デルのイントラネット投稿によると、VMwareのスラープ開示は単なる書類手続きだったという。

続きを読む

書簡によると、ジェリコ氏は「デルが実質的にデルの救済に相当し、VMWの株主に大きな損害を与えるような戦略を追求しすぎる前に、この時点で公にコメントすることが重要だ」と感じたという。[VMWはVMwareの株価表示銘柄]

「デルとVMWの逆合併は、VMWの株主にとって最悪の取引となることは間違いありません」と書簡には記されている。「VMWは、デルのより成長率が高く、純現金があり、戦略性の高いソフトウェア事業に、デルのより成長率が低く、多額の負債を抱え、旧来のハードウェアに依存した事業という重荷を背負わせても、何の得にもならないことは、どんなに冷静な観察者であっても容易に理解できるでしょう。」

書簡はさらに、逆合併は「同社(VMware)に巨額の負債を負わせ、同社の大株主だけが利益を得ることになる」と述べ、また投資会社8社が同様の否定的な見解を示していることにも言及している。

ジェリコのマネージングメンバーであるジョシュ・レズニック氏は、VMwareは現在の戦略を堅持すべきだが、買収を迫られる場合はDell以外の選択肢を検討すべきだと提言している。レズニック氏の書簡では、Red Hat、Splunk、Palo Alto Networks、Rubrik、Taniumの方がはるかに適切な買収対象として挙げられている。

レズニック氏は、VMware の独立取締役と面会する要請を承認した。

これらの有力者たちは、この Glassdoor の投稿「Dell/VMware の合併はひどいアイデアだ」のような投稿を読んだり、VMware のネットワークおよびセキュリティの最高責任者である Jeff Jennings の退任のニュースがThe Register に電子メールで届いたことに興味を持つかもしれません。その電子メールには、「… VMware のエンジニアリング部門の間でも、Dell/VMware の逆合併のシナリオ全体について大きな不安が広がっている」とも書かれていました。

「シルバーレイク(デルとEMCの買収を支援した企業)が、このシナリオを自分たちに押し付けているように感じている」とメールは続けた。「皆、独立を望んでいるのだ」

The Registerは、こうしたメールや投稿がすべて純粋な動機で書かれているとは考えていません。しかし、DellとVMwareに関する憶測は尽きることがなく、もし逆さ合併が良いアイデアだと考えている人がいるなら、The Registerはまだその声を聞き入れていません!®

Discover More