科学者たちは、ヨーロッパの地球観測衛星「センチネル2A」が撮影した7,000枚の画像を使い、雲ひとつない大陸の美しさを映し出したアフリカの見事なモザイクを構築した。
アフリカ上空は晴れ
欧州宇宙機関(ESA)によると、合計32テラバイトに及ぶ画像の大半は2015年12月から2016年4月の間に撮影されたという。
高度786キロの極軌道から、センチネル2Aのマルチスペクトル画像装置は幅290キロの帯状のアフリカを撮影した。
衛星は「10日間赤道を再訪するため、空が晴れているときに地球の表面を撮影できる可能性は比較的高い」が、ESAは「5か月間にわたって雲のない熱帯地方を撮影できたことは注目に値する」と指摘している。
センチネル2衛星。写真:ESA / ATG medialab
Sentinel-2Aはコペルニクス地球観測計画の一部であり、主に「農業や林業の実践と食糧安全保障の管理を支援するための情報」を提供している。
2017年には、センチネル2Bが上空で合流する予定だ。センチネル2Bは2Aと同じ軌道を同じ方向に周回するが、双子のセンチネル2Aとは180度離れた位置に位置する。完全運用開始後、センチネル2衛星群は「地球上の陸地、大きな島々、内陸水域、沿岸水域を赤道上で5日ごとにカバーする」ことになる。
ESA は、Sentinel-2A の画像ギャラリーをここに公開しています。®