ServiceNowが「Kingston」リリースを発表

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ServiceNowが「Kingston」リリースを発表

ServiceNow は、プラットフォームの新リリースをこっそりとリリースすることで、2018 年を迎えました。

「Kingston」は先週末にデビューしました。他のSaaS(Software as a Service)事業者とは異なり、ServiceNowは専用インスタンスを提供しており、顧客がアップグレードの利用開始時期を選択できる仕組みを採用しています。突然すべてのユーザーに新機能を提供するのではなく、アップグレードのタイミングを顧客が選択できる仕組みです。そのため、Kingstonは顧客にとって選択肢の一つとなっています。

しかし、ServiceNow のコア IT ユーザー向けの新機能には次のようなものが含まれているため、これは非常に適切なオプションであると思われます。

  • フィッシング攻撃に対する自動対応により、メール サーバー内の類似メールの自動検出と削除などのツールを使用して IT 部門が攻撃の報告に対応できるようになります。
  • 大きな問題(すべての x86 CPU とハイパーバイザーにパッチを適用する必要があるなど)に対処するための主要なインシデント管理ツール。
  • ケース処理に機械学習を活用し、ジョブが適切な担当者のデスクに迅速に届くようにします。これは、2017 年 1 月に DxContinuum から取得したテクノロジーを使用しているため重要な機能です。
  • IBM および VMware 製品のソフトウェア資産管理。
  • 企業のブラックリストで禁止されているソフトウェアの検出。

ServiceNow CEO ジョン・ドナホー

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しかし、ServiceNowの挑戦と野心はIT部門にとどまらず、人事、マーケティング、コンプライアンスなど、ワークフローと自動化を駆使したあらゆるアプローチの恩恵を受けられる部門へと拡大しています。こうしたユーザーには、サーベンス・オクスリー法(SOX法)の報告・コンプライアンスツール、人事部門が社内コミュニケーションを促進できるメールツール、メンバーにポイントやバッジを提供するゲーム化された顧客フォーラムなど、多くの追加機能が提供されています。

ServiceNowを活用したい非技術者向けに、ワークフローの作成と実装に使用できるコーディング不要のツールが提供されています。チャットボット導入を希望するカスタマーサービス担当者向けには、IBMのWatsonチャットサービスとの概念実証(POC)統合を体験できる環境が整いました。

ServiceNow は、新機能の完全なリストをこちらで提供しています。

同社は、DxContinuum をまだ完全には理解していないため、さらなる変更を予定しており、より多くの AI を開発中です。

ServiceNow の次のリリース (コード名 London) は 2018 年後半に予定されています。®

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