ネット中立性条項の廃止に関するFCCの動議が数日中に成立する予定であることから、上院民主党は下院に対し、保護条項を土壇場で採決するために決議案を提出するよう求めている。
民主党上院議員連盟全体が下院議長ポール・ライアン(共和党、ウィスコンシン州選出)に宛てた公開書簡では、SJ決議案52号の採決を予定するよう要請している。3週間前に上院で52対47の投票で可決されたこの決議案は、FCCによるネット中立性の解体に向けた動きを覆すことを目指している。
「2015年のネット中立性規則の発行において、FCCは、消費者がオンラインでアクセスできるものやその速度の選択権は、大手ブロードバンドプロバイダーではなく、消費者自身に委ねられるべきだというメッセージを発信した」とメモには記されている。
ネット中立性は上院の投票で救われた!いや、そうでもない。みんなの時間を無駄にしただけだった。
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「上院はSJRes. 52を可決することで、このメッセージを確認し、2017年12月にFCCが下したネット中立性撤廃の決定に反対し、それが自分たちの生活に及ぼす影響を懸念する全米の約86%のアメリカ人の側に立った。」
ネット中立性実現のために共和党が主導する下院で法案を可決するのは、当初から困難な道のりだったが、ライアン上院議員は、この3週間、法案採決を遅らせ、事態をそこまでにさえ進めていないと述べている。
今、彼らは議長に彼らの決議を正当に検討し、少なくとも代表者たちに意見を表明させるよう求めている。
「上院がこの重要な措置を講じた今、下院はFCCの2015年のネット中立性命令を支持した何百万人ものアメリカ人を含む消費者の声に耳を傾け、インターネットをすべての人にとって自由でオープンなものにし続ける義務がある」と書簡には記されている。
ライアン氏が、FCC の決定が月曜日に発効する前にこの法案を採決にかけるという兆候はない。®