エアバスは、A380に将来性がないかもしれないと警告してから3日後、同機を2030年代まで製造し続ける可能性が高いと発表した。
この好転は、ドバイを拠点とするエミレーツ航空がこの巨大航空機をさらに20機発注し、さらに16機のオプションを発注したことを受けてのことだ。同社はすでに101機のA380を保有しており、さらに41機を発注済みである。そのため、同社は178機のA380を取得する計画だが、新たに発注した機材の一部は旧型機と入れ替えるため、これほど多くの機体を運航することはないだろう。
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エアバスは、この契約により「A380の生産ラインが安定し、今後何年もこの超大型機を生産し続けることができる」と述べた。これは、世界中で同機やその部品を製造する何千人もの従業員にとって、そしてエアバス自身にとっても素晴らしいニュースだ。
同社は、エミレーツ航空以外の航空会社が同機を採用することを依然として期待している。同社は、着陸枠が不足している人気の目的地への路線に最適な機体だと位置付けている。エアバスは、航空旅客数の増加に伴い、より多くの都市が同機の地位を獲得すると予想している。
しかし、ここ数年、航空会社はこうした論理に納得していない。2015年以降、A380を発注した航空会社はないものの、長距離双発ジェット機の販売は急増している。ボーイングも、近々発売予定の777-10xでA-380をターゲットにしており、450席構成での提供を目指している。®