カリフォルニアに拠点を置くMLデータパイプライン企業Splice Machineは、同社ウェブサイト上の声明によると、破産手続きを開始した。
ウェルズ・ファーゴ銀行、小売りクローガー、光ネットワーク企業インフィネラなどを顧客に持つこのスタートアップは、機械学習のデータパイプラインを容易にする特徴エンジニアリング用のデータベース構築を専門としていた。
Jupyter Notebookをベースとしたこの製品スイートは、ネイティブSparkデータソース、MLflowの「拡張」版、そして独自のリレーショナルデータベースを備えており、その技術は機械学習ライフサイクルの効率を向上させると同社は述べている。
同社の本部はサンフランシスコのオークランドベイブリッジから数ブロックのところにある。
しかし、7月28日付のウェブサイトに掲載された通知によると、スプライス・マシンはカリフォルニア州法に基づき破産手続きを開始したという。「スプライスは現在、技術・サービス・プラットフォームを運営していません。一方、(有限責任会社)はスプライス関連資産の売却手続きを進めています」と記載されている。
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同社はつい5月にも新製品をリリースしていた。IoT向けオープンソース運用AIプラットフォーム「Livewire Pulsar」がKubernetesアーキテクチャにアップグレードされ、コスト削減と生産性向上のための新たなAI機能の追加が行われたと発表していた。
新エディションでは、オンライン分析処理 (OLAP) データベース操作と ML 用ノートブックの両方で、実行者の新しい最小/最大パラメータを使用して、Apache Spark を必要に応じてスケールアップまたはスケールダウンできるという。
同社は1月に、「機能エンジニアリングの複雑さを軽減することで、より多くの企業が機械学習を運用できるように支援する」ために、Splice Machine Feature Storeを立ち上げた。
Crunchbaseによると、同社は2016年の900万ドルのラウンドを含め、5回の資金調達ラウンドで合計4,750万ドルを調達している。最新の資金調達は2019年初頭にシリーズBラウンドで行われた。
同社にはさらなるコメントを求めて連絡を取った。®