カリフォルニア州の陪審は昨日、フェイスブックの更新されたオープンデータセンター構想は盗まれた英国のノウハウを利用していたとの判決を下した。
チェルトナムを拠点とするブレードルームは、ソーシャルネットワークのビットバーン建設に関与したとして、多国籍産業エマーソンに対し3,000万ポンドの損害賠償を命じられた。
BladeRoomは、Facebookが環境に優しいプレハブデータセンターの設計図を、Facebookが主導するクラウドコンピューティング施設の標準化を目指す非営利団体「Open Compute Project(OCP)」と共有したと主張した。同プロジェクトでは、所有者の許可なく知的財産を寄付し、その後共有することは認められていない。
BladeRoom データセンター内
BladeRoomは2015年にFacebookを相手取って訴訟を起こし(PDF)、3年後にはEmersonが被告に加わりました。Emersonは、OCP仕様に基づいてスウェーデンのFacebookのルレオデータセンターを構築していました。
4月にFacebookは原告と未公開の損害賠償金で和解に達し、訴訟から手を引き、BladeRoomが陪審員の前でEmersonと対決することになった。
陪審員は、エマーソンが秘密保持契約に違反し、その営業秘密の使用がブレードルームに損害を与えたというブレードルームの主張に同意した。裁判所は、「証拠の優越性に基づき」、2012年4月25日時点でFacebookとエマーソンの間に共謀関係が存在していたという予備的な事実認定を下した。
BladeRoomの創業者ポール・ロジャースは、業務用キッチンを設計した後、世界初と称する空冷式サーバールームを開発しました。これは、同社に関する2010年の特集記事で紹介されているものです。当時、BladeRoomは自社の設計で1.13という電力使用効率を達成したと発表していましたが、競合他社の電力使用効率はせいぜい2.0程度でした。
私たちはBladeRoomとEmersonにコメントを求めました。
更新
エマーソンは私たちに声明を送ってきました。
エマーソンは陪審評決に失望しておりますが、裁判官が依然として多くの重要な法的問題に対処しており、裁判所による最終判決はまだ出ていないことを承知しております。訴訟が係属中であるため、これ以上のコメントは控えさせていただきます。®