米国保健福祉省が、まさに稼働が必要な時期にDDoS攻撃の標的に

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米国保健福祉省が、まさに稼働が必要な時期にDDoS攻撃の標的に

タイミングが最悪だったにもかかわらず、米国政府の保健福祉省(HHS)は、オンライン上の悪党によるサイバー攻撃を阻止したと発表した。

同局は月曜日にザ・レグ紙に対し、前日に失敗したと思われる分散型サービス拒否(DDoS)攻撃を受けたと語った。

この攻撃は、おそらく情報を求めてアメリカのウェブサーバーを攻撃する国民の集団によるものではないと思われるが、業務に深刻な影響はなかったと伝えられている。しかし、アメリカ人がコロナウイルスのパンデミックに関する情報を切望していたため、サーバーダウンの試みは最悪のタイミングで行われた。

「HHSは、サイバーセキュリティの脅威と脆弱性を検出し対処するために、リスクベースのセキュリティ制御を継続的に監視するITインフラストラクチャを備えています」と、同省の広報担当者はThe Registerに語った。

「日曜日に、HHSのサイバーインフラにおける活動が大幅に増加していることを認識しており、積極的にこの問題を調査しているため、完全に稼働しています。」

こうした調査や介入のタイミングは歓迎すべきものではない。人々は新型コロナウイルスへの対処方法の詳細を公式の情報源に求めているのだ。アメリカ全土の州や都市がCOVID-19ウイルスの蔓延を遅らせるために前例のない措置を講じている中、政府関係者は国民への啓発活動に追われている。

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幸いなことに、このケースでは、余裕のある容量が攻撃を吸収したようで、停電を防いだのは当局自身の計画だったのかもしれない。

「HHSはCOVID-19への準備と対応の初期段階から、追加の保護策を講じてきました」とエル・レグ氏は伝えられた。「連邦法執行機関と連携し、引き続き警戒を怠らず、ITインフラの完全性確保に注力しています。」

本稿執筆時点では、HHS の Web サイトは完全に機能していました。

残念なことに、医療機関を標的とする悪質な組織の活動は世界的に蔓延しているようです。チェコ共和国のブルノ大学病院の管理者も同様のサイバー攻撃を受けたと報告しています。

「(病院長によると)一部のコンピューター操作は制限されているが、検査や緊急手術は行われている。ただし、職員は紙に情報を記入している」と地元ニュースは報じている。

「医療施設は予定されていた手術を中止し、一部の患者を近隣の病院に転送した。」®

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