GPU大手NVIDIAはソフトバンクからArmを切り離すことを検討している可能性:CPU設計会社の買収に興味を示していると報道

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GPU大手NVIDIAはソフトバンクからArmを切り離すことを検討している可能性:CPU設計会社の買収に興味を示していると報道

NvidiaはArmの買収を検討していると報じられており、ソフトバンク傘下のマイクロプロセッサ設計会社に買収の可能性について交渉するまでに至っている。

Arm は、個々の CPU コアからグラフィックスや機械学習アクセラレータ、命令セットアーキテクチャ全体まで幅広いチップの設計図をシステムオンチップメーカーにライセンス供与しています。システムオンチップメーカーは、携帯電話、タブレット、IoT 機器、ガジェット、家電、センサー、組み込み電子機器、その他の機器に数十億個のコンポーネントを配置しています。

同社は1990年に英国のエイコーン・コンピューターとシリコンバレーのアップル、VLSIテクノロジーの合弁企業として英国ケンブリッジで設立され、2016年にソフトバンクに320億ドルで買収され、現在までに最も価値の高い英国のテクノロジー企業となった。

ソフトバンクのCEOでアームの会長である孫正義氏がアームの売却を検討しているという噂が、今月初め、日本の巨大企業がゴールドマン・サックスにチップ設計事業のIPOと売却の可能性を探るよう依頼したと報じられたことを受けて流れ始めた。

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そして、ソフトバンクが売上高と利益を増やすために顧客へのライセンス料を値上げするようアーム社に相当な圧力をかけていたことが明らかになった。

今日、噂が再び飛び交っている。ブルームバーグが関係筋の話として最初に報じたのは、NVIDIAがArmの買収に関心を示している可能性があるというもの。グラフィックスプロセッサの巨人であるNVIDIAはソフトバンクと協議中だと報じられている。NVIDIAとArmはエル・レグの質問への回答を拒否し、ソフトバンクからもすぐにコメントは得られなかった。

NVIDIAは、ベクトル演算を高速に処理することでAIアルゴリズムの実行や3Dシーンのリアルタイムレンダリングに最適化されているGPUで最もよく知られています。5月に最新のグラフィックス処理アーキテクチャ「Ampere」を発表し、7月には株価が急騰し、一時はインテルを上回りました。

Nv の GPU には、ベクトル エンジンをセットアップして指示するアプリケーション ソフトウェアを実行するための汎用 CPU が依然として必要であり、マシンに応じて、それらの CPU コアは、Intel または AMD の x86-64 コア、IBM の Power チップ、または Nvidia にライセンス供与された Arm 互換コアになる可能性が高くなります。

Nvidia は、Neoverse サーバー プロセッサ ファミリを含む Arm を買収することで、そのすべてのテクノロジ、ノウハウ、スタッフを社内に取り込み、それを Tesla GPU および Mellanox ネットワークと密接に組み合わせて、Intel および AMD に対抗できる完全な Nvidia サーバー ハードウェア プラットフォームを生み出すことができます。

おそらくNvidiaは、現時点では将来がやや不確実なArmからCPU設計のライセンスを取得し続けるよりも、さらにArmの業界からの収益も手に入るという点で、より良い取引になると考えているのだろう。

IntelとAMDはそれぞれ独自のCPUとGPUコア技術を保有しているのに対し、NVIDIAはArm側のGPUとライセンスのみを保有している(加えて、接着剤としてRISC-Vを少し加えている)。Armを傘下に収めることで、NVIDIAは自社の運命、そして自社のシリコン向けにArmの技術をライセンス供与しているすべてのコンポーネントサプライヤーの運命をよりコントロールできると感じているかもしれない。

Apple は Arm の買収には興味がなかったと伝えられている。Apple は、Arm からの入力をまったく、またはほとんど受けずに、主に iThings や近々 Mac 向けに独自の Arm チップを生産するアーキテクチャ ライセンスを持っているのだ。®

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