テラデータがデータウェアハウスボックスをフラッシュ化

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テラデータがデータウェアハウスボックスをフラッシュ化

データ ウェアハウスおよびビジネス インテリジェンスを提供する Teradata には、オールフラッシュの Intelliflex 製品と、すぐに実行できるエントリー レベルの IntelliBase 製品があります。

Intelliflexは、テラデータの主力エンタープライズ・データウェアハウス・プラットフォームです。テラデータは、過去の失策からの立て直しを図るため、昨年5月にビクター・ルンド氏を新CEOに任命しました。今回の2つの発表は、彼の尽力の証です。

テラデータ_インテリフレックス

Intelliflex 製品の更新バージョンには次の機能があります。

  • デュアル18コアIntel Xeon CPU
  • 最大14個のアクティブノード、230TBの非圧縮ユーザーデータ、および14TBのメモリを1つのキャビネットに収容可能

データ ウェアハウス分析を従来より最大 4.5 倍高速に実行できます。

エグゼクティブバイスプレジデント兼最高製品責任者のオリバー・ラッツェスバーガー氏は、次のように述べています。「お客様は高度な分析ニーズがかつてないほど高まっており、データウェアハウスのコンピューティング能力を大幅に向上させることが求められています。オールSSDへの移行により、従来製品と比較してキャビネットあたり最大7倍のコンピューティング能力を実現できるオールメモリアプライアンスを提供できるようになりました。」

また、同氏は「市場で比類のない、急速なパフォーマンスの弾力性」も備えていると主張しています。顧客は「同じフットプリントで、より高いパフォーマンス、より多くのストレージ、より多くのメモリを、パフォーマンス単位あたりの消費電力の半分で」手に入れることができるのです。これは素晴らしい話です。価格性能比も改善されていることを期待しましょう。

IntelliBase製品は、エントリーレベルのデータウェアハウスおよび分析ニーズに対応する、いわゆるオールインワン型のエンジニアリング製品です。コモディティ化された既成コンポーネントを使用し、再構成可能です。Hadoop用に使用されているコンピューティングノードをTeradataデータベース用に転換することも可能です。

Teradata によれば、その特徴は次の通りです。

  • デュアルマルチコア Xeon E5-2620 v4 8コアプロセッサ
  • 40Gbps InfiniBand ネットワーク経由の Teradata BYNET v5 接続
  • 最大 18 ノード、375 TB の非圧縮ユーザーデータ、および 18 TB のメモリを 1 つのキャビネットに収容可能
  • 最大3.2TBフラッシュ/ノード、38TB/キャビネット
  • Teradata Database、Aster Analytics、Hadoop の単一ベンダー サポート
  • Teradata エコシステム対応アプリケーションのサポート: QueryGrid、Unity、Data Mover、Ecosystem Manager、Viewpoint、Listener など
  • ハードウェアを再展開できるようにソフトウェアを再イメージ化する

どちらの製品もオンプレミスで提供され、今後登場する IntelliCloud と組み合わせて同じデータベース ソフトウェアを実行するため、顧客はハイブリッド Teradata エクスペリエンスを得ることができます。

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オールフラッシュと高速x86プロセッサへの移行は当然のことのように思えますし、Teradataのマシンの速度は大幅に向上するはずです。価格が適切であれば、顧客ベースはきっと喜んで受け入れるでしょう。

パブリッククラウドへの移行も同様です。TeradataはHadoopに加えて、サポート対象のビッグデータ分析製品を拡充する必要があるかもしれませんが、そのための基盤は既に整っています。結局のところ、Teradataは単なるソフトウェアなのですから。

IntelliBaseの詳細はこちら、オールフラッシュIntelliflexの詳細はこちら、パンフレットはこちらをご覧ください。IntelliBaseとオールSSD IntelliFlex製品は今四半期中に提供開始予定です。両製品とも、今年後半にはTeradata IntelliCloudで提供開始予定です。®

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