バックアップおよび災害復旧企業の Veeam は、更新された Availability Suit と、ハイブリッド クラウド向けの Veeam Availability Platform を発表しました。
ご覧のとおり、これは VAS、VAL、VAM、VAO、VAC、VCC のバンドルです。
- VAS - 仮想化サーバー向け Veeam Availability Suite *
- VAL - パブリッククラウドおよび物理サーバー向け Veeam Agent for Linux
- VAM - パブリック クラウドおよび物理サーバー向けの Veeam Agent for Microsoft Windows
- VAO - 災害復旧オーケストレーションのための Veeam Availability Orchestrator
- VAC - Veeam Availability Console は、以下を使用してクラウド対応の管理コンソールを提供します。
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- VCC - Veeam クラウドコネクト
- Veeam Cloud Connect VMレプリケーション
Veeam Availability Suite が約 100 個の追加機能とともに v9.5 に更新されました。
Veeam Agent for Linuxは、クラウドまたはオンプレミスのLinuxシステム向けの無料バックアップエージェントで、現在ベータテスト中です。個々のクラウドインスタンスのバックアップからオンプレミスへのリストア、またはオンプレミスのバックアップからクラウドへのリストアを実行できます。Veeamのバックアップリポジトリをターゲットロケーションとして使用でき、既存のVeeam Backup and Replication機能を使用してきめ細かなリカバリが可能です。
Veeam Availability Orchestratorは、Veeam Backup and ReplicationまたはVeeam Availability Suite向けのマルチハイパーバイザー・オーケストレーション・エンジンです。定義済みの計画、ポリシードリブンのテスト、そしてドキュメント作成を通して、Veeamのバックアップとレプリカを使用したディザスタリカバリを体系的に管理し、DRコンプライアンス要件の確実な充足にも役立ちます。
Veeam Availability Consoleは新しく、Veeam Cloud Connectを使用して、リモートオフィスやブランチオフィス(ROBO)などの分散拠点(Veeam施設)の管理を支援します。サービスプロバイダーは、VeeamベースのBackup-as-a-Service(BaaS)およびDisaster Recovery-as-a-Service(DRaaS)を顧客に提供するために使用できます。Veeamのパートナーおよびリセラーは、サービスプロバイダー事業の立ち上げにVeeam Availability Consoleを利用できます。
Veeam Cloud Connectは、クラウドへのバックアップ、レプリケーション、そしてクラウドからの復元を実現する手段を提供します。サービスプロバイダーを選択し、VMのバックアップまたはレプリカジョブをそのクラウドに転送します。
Veeam Cloud Connect の図
含まれるもの:
- 安全な SSL 接続を使用したバックアップ データ転送によるホスト型オフサイト バックアップ。追加の Veeam ライセンスは必要ありません。
- バックアップ コンソールから直接ホストされたバックアップ リポジトリのデータにアクセスして復元し、クラウド リポジトリの消費量を追跡し、ホストされたストレージの更新に関するリマインダーを受け取ります。
- 組み込みの WAN アクセラレーション、永久増分バックアップ、および GFS (Grandfather-Father-Son) 保持ポリシーを使用してコピー ジョブをバックアップします。
- エンドツーエンドの暗号化。
Veeam Cloud Connect VM レプリケーション図
Veeam Cloud ConnectのVMイメージベースレプリケーションは、DRaaSプロバイダーを通じて、統合型で安全なクラウドベースのDR(ディザスタリカバリ)を実現します。Veeam Cloud Connectの概要資料はこちらをご覧ください。
さらに
Office 365では、ユーザーのデータはビジネスユーザーが所有・管理し、保護の責任を負うことになります。Veeam Backup for Microsoft Office 365はこれを実現します。ユーザーは以下のことが可能です。
- Office 365のメールデータを環境にバックアップし、
- 個々のメールボックスアイテムを粒度レベルで回復する
- 検索、回復、エクスポートのオプションを使用して、電子メール アーカイブの eDiscovery を実行します。
Veeam Backup for Microsoft Office 365 は第 4 四半期にリリースされる予定です。
Veeam Availability SuiteおよびVeeam Backup & Replicationの全エディションをご利用のお客様には、1年間の無料サブスクリプションをご提供いたします。Veeam Availability SuiteおよびVeeam Backup & ReplicationのEnterprise Plusエディションをご利用のお客様には、3年間の無料サブスクリプションをご提供いたします。
Veeam社によると、Veeam Availability Suite v10には、IBM StorwizeファミリーおよびIBM SVCプラットフォームとのプライマリストレージ統合機能が新たに追加される予定です。詳細は2017年5月中旬に発表される予定です。
Veeam Agent for Linuxベータテストへの参加登録はこちらから。Veeam Availability Suite 9.5は10月に一般提供開始予定です。Veeam Availability Orchestratorは年内に提供開始予定です。Veeam Cloud Connectのトライアル版をダウンロードするには、こちらからご登録ください。®
*プライベート クラウドですが、これはオンプレミスの仮想化サーバーをプライベート クラウドとしてセットアップすることを意味します。そのため、ここでは単に仮想化サーバーと呼びます。