フランスのいたずら者によってFacebookのシステムメッセージが改ざんされる

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フランスのいたずら者によってFacebookのシステムメッセージが改ざんされる

Facebook がシステムメッセージの翻訳をクラウドソーシングする試みが、フランスのいたずら者によって悪用された。

「この人を報告/ブロックする」(Signaler/bloquer cette personne) に相当するフランス語では、サーファーが他の Facebook メンバーと関わりを持ちたくない理由について奇妙なオプションが提供されます。

代替テキスト

Zéroosiix The Younger にはすでにファン ページがあります (クリックして拡大)。

フランスのサイトでは、「偽のプロフィール」や「不適切なウォール投稿」などの選択肢の代わりに、「En discution instantané, Le petit frère de Dylan Zéroosiix m'a insulter」(「Dylan Zéroosiix の弟がインスタント メッセンジャーで私を侮辱しました」と翻訳される)というオプション(文法的に正しくないフランス語)が提供されています。

Facebookは英語以外のページの翻訳をサーファーから入手し、文法やスペルミスが検出された際に修正できる仕組みを設けています。ユーザーはこれらの修正に投票します。通常、このプロセスはスムーズに機能しますが、今回のケースでは、いたずら好きなユーザーが自らの楽しみのためにこのプロセスを妨害し、常連のサーファーが偽の変更に投票することで、この騒動に加担しました。

ハッキングは行われておらず、奇妙なオプション (Sophos のブログ投稿のスクリーンショットと追加コメントはこちら) は無害であると考えられます。

Facebookのクラウドソーシング翻訳が奇妙な結果を返すのは今回が初めてではない。昨年、このソーシャルネットワーキングサイトのスペイン語版とトルコ語版でもほぼ同じようなことが起きている。

ソフォスのセキュリティコンサルタント、チェット・ウィズニエフスキー氏は、オープンであること自体は良いことだが、Facebookのサイトに変更を加える際には何らかのモデレーションが必要だと述べた。「Facebookがオープンであることに固執しすぎて、Facebookによる人間による監視なしにユーザーにウェブサイトをコントロールさせているのは恐ろしい」とウィズニエフスキー氏は記している。「願わくば、これがFacebookのサイトに実際に存在する脆弱性で、誰かが悪意のある任意のJavaScriptやHTMLコードを入力できるようなものではないことを祈ります。」®

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