Gartner の世界規模の外部コントローラ ベースのディスク ストレージの数字が届きました。これを 2011 年初頭からの全四半期にわたってグラフ化しました。
注意点:
- これらの外部コントローラー ボックス番号には、ディスク ドライブとソリッド ステート ドライブが含まれます。
- 割合は当社が計算したものであり、誤りはすべて当社に帰属します。
- 日立/HDS の収益には、HP からの OEM 収益は含まれません。
- NetApp の収益には、IBM の ONTAP OEM 収益と Engenio OEM 収益は含まれません。
- 富士通のブランド収益には、EMC および NetApp ブランドで販売された製品は含まれません。
- Gartner は、オールフラッシュおよびハイブリッド スタートアップ アレイの小規模ベンダー (Pure、Nimbus、Solidfire、Tintri、Nimble など) の収益予測も含めますが、これらのベンダーを個別に報告していません。
そうは言っても、次のチャートをご覧ください。
ガートナーによる世界ECBストレージサプライヤーの四半期収益シェア推移(%)。クリックするとチャートが拡大します。
サプライヤーには3つのグループがあります。まずEMCは、いわば独りで空高く舞い上がり、高度を上げているようなものです。
IBM、NetApp、HP、日立/HDS、Dell、その他がミドルクラスを形成しています。ローエンド層には、Huawei、Oracle、富士通の3社がいます。
Huaweiは2013年第1四半期からGartnerの計算に単独で計上され始め、それ以来、同社の収益シェアは着実に増加しています。Oracleのシェアは減少傾向にあり、全サプライヤーの中で最も低い収益シェアとなっています。富士通のシェアはそれほど安定していませんが、最も大きく減少しており、Huaweiを下回っています。わずかな割合の差がどれほど意味を持つのかは不明であり、具体的な数値ではなく、経時的な傾向を見る方が安全でしょう。
中間グループ、つまりメインパックでは、Dellがこのまま下降傾向を続ければ、下降傾向を反転させない限り、最下位グループに転落するだろうと見ています。PowerVault、EqualLogic、Compellentアレイの販売台数を増やす必要があります。残りの企業も下降傾向にありますが、シェアを取り戻しつつあるHPと、チャートの期間を通して横ばい(変動はあるものの)IBMは例外です。全体的な傾向は、IDCのストレージトラッカーの数値と似ています。
VMwareのVSAN、HPのP4000などといったVSANが、ネットワークストレージアレイの売上に打撃を与えるかどうかは、今後の動向が注目されます。また、「その他」カテゴリーから急成長を遂げているハイブリッドアレイベンダーが台頭してくるかどうかも注目されます。
もしそうなれば、ストレージ市場を牽引するIDCとガートナーの両社が、ネットワークフラッシュストレージの取り扱いについて決定を下す可能性が高く、実際、必要となるでしょう。オールフラッシュアレイは独立したカテゴリとなるのでしょうか、それともネットワークストレージのサブカテゴリとなるのでしょうか?もしサブカテゴリとなると、ガートナーとIDCは、オールフラッシュアレイストレージと、主流であろうと新興であろうと、ハイブリッドアレイのフラッシュコンポーネントを区別することは可能でしょうか?®