構造化データコピー仮想化スタートアップ企業Delphixは、クリス・クック氏を社長兼CEOに任命し、創業CEOのジェディディア・ユエ氏は取締役会長に就任しました。その理由は何でしょうか？
クック氏は2011年9月からNew Relicの社長兼COOを務めており、それ以前はカリフォルニア州で2005年から幹部職を務めていた。それ以前はQuest Softwareで営業担当副社長を務めていた。
Delphix は急速に成長していると語っています。
- 直近の会計年度では前年比70％以上の収益増加
- 新規顧客獲得は前年比66％増加し、主要産業全体でグローバル500社の30％以上が顧客となっている。
- 400名以上の従業員と、全大陸30カ国以上の顧客
- 主力製品のV5.0では、機密データに対する拡張マスキング機能が追加され、IBM DB2データベースとマルチノードOracle EBSデプロイメントのサポートも追加された。
ユエ氏の定型的な声明は、デルフィックスの成長が十分ではないことを示唆した。「過去7年間で急成長を遂げてきましたが、まだチャンスの表面に触れたに過ぎません。このレベルで規模を拡大し続けるには、まさに人材が不可欠です。過去数十年にわたり、クリス・クック氏はソフトウェア業界におけるトップクラスの経営幹部としての名声を確立しており、彼にチームを率いてもらうことを楽しみにしています。」
取締役の2人、それぞれGreylock PartnersとLightspeed Venture PartnersのパートナーであるAsheem Chandna氏とChris Schaepe氏も、次のように述べました。「Delphixはデータ仮想化のマーケットリーダーとしての地位を確立しています。Chris Cook氏は世界クラスのリーダーであり、20年以上にわたるエンタープライズでの経験をDelphixにもたらします。私たちはChris氏を当社に迎え入れることができ大変嬉しく思っており、彼のリーダーシップのもと、Delphixが大きく成長していくことを楽しみにしています。」
翻訳: Delphix の投資家たちは、CEO が交代しない限り、同社は十分に成長しておらず、成長できないと考えている。
また、クック氏はソフトウェア分析スタートアップ企業であるニューレリックの事業拡大を4年間にわたって支援し、2014年のIPOにも貢献した。
Delphix CEO兼社長のクリス・クック氏。
彼の定型的な発言はこうでした。「Delphixのオフィスに入ると、壁には顧客ロゴがずらりと並んでいます。今どきのエンタープライズソフトウェア企業なら誰もが羨むような、名だたる企業の名簿です。しかし、その裏側を覗き込み、契約更新率や契約拡張率を見れば、データ仮想化の真の威力と、Delphixが巨大企業へと成長する可能性を実感できるでしょう。」
創業者のCEOが、自らが設立した会社のCTOに就任するケースは少なくありませんが、今回のケースは違います。アダム・レベンサル氏は今年2月に退社するまでDelphixのCTOを務めており、現在DelphixにはCTOが登録されていません。
2008年に設立された同社は、ベンチャーキャピタルから1億1,950万ドルの資金調達を行っており、直近の資金調達ラウンドは2015年に7,500万ドルでした。エグゼクティブチェアマンとして、ユエ氏はクック氏がデルフィックスの事業拡大に資金を投入する上で、指揮を執ることになります。デルフィックスが営業・マーケティング組織を大幅に拡大し、セールスファネルを大幅に拡大しても不思議ではありません。
おそらく 2018 年に IPO が行われるでしょうが、それ以前に会社の時価総額が 1 億ドルに達した場合はそれより早い時期に IPO が行われるかもしれません。®
