ハイパーコンバージドスタートアップの SimpliVity は、特許技術を不正に使用したとしてハイパーコンバージドスタートアップの Springpath を訴えている。
両ベンダーともハイパーコンバージド・インフラストラクチャ・アプライアンス(HCIA)システムを提供しています。SimpliVityは、独自設計の特定用途向け集積回路(ASIC)を含む、パッケージ化されたハードウェアとソフトウェアを販売しています。
元EVaultの社長であるテリー・カニンガム氏が、今年5月にSpringpathのCEOに就任しました。同社のSpringpath Data Platformは、「特許出願中のハードウェア非依存型ログ構造オブジェクト(HALO)アーキテクチャを採用し、優れたデータサービス、ストレージ効率、高いパフォーマンス、そして何ら問題のないスケーラビリティを提供するよう設計されています」。
ファイル、ブロック、オブジェクト、そしてプラグイン経由でHadoopストレージを提供します。Springpathは、SimpliVityがOmniCube製品を発表した2012年に設立されました。
マサチューセッツ州地方裁判所の事件番号 4:15-cv-13345-TSH において、SimpliVity は、Springpath が「オブジェクト ストアにアクセスする名前空間ファイル システム」と題する米国特許第 8,748,799 号 (「'799 特許」) を侵害していると主張しています。この特許は「2013 年 7 月 2 日に SimpliVity に対して正当かつ合法的に発行された」ものです。
特許概要には次のように書かれています。
デジタル署名されたファイル システムを提供する方法および装置。名前空間ファイル システムが、データ、メタデータ、およびファイルがオブジェクトであるオブジェクト ストアにアクセスし、各オブジェクトがグローバルに一意でコンテンツから派生したフィンガープリントを持ち、オブジェクト参照がフィンガープリントによってマッピングされる。ファイル システムは、ファイル システム内のすべてのオブジェクト フィンガープリントのマッピングを含むルート オブジェクトを持ち、ファイル システムが変更されるとルート オブジェクトも変更され、ルート オブジェクトの変更を追跡することでファイル システムのアクティビティの履歴が提供される。
SimpliVity の裁判所提出文書の表紙。
SimpliVity は、「Springpath は SimpliVity 製品を慎重に調査し、SimpliVity が開発した機能と厳密に一致する製品を開発した」と主張しています。
同社は陪審裁判、侵害に対する損害賠償、そしてさらなる侵害の防止を求めている。
両社にコメントを求めており、詳細が分かり次第お知らせします。®