カーウィーク
レマン湖畔で毎年開催される自動車業界の集いは、今やヨーロッパ屈指のモーターショーと言えるでしょう。自動車メーカーは他の多くの製造業よりも足元の経済状況に恵まれており、1月のデトロイトモーターショー(北米国際モーターショー)と同様に、第82回ジュネーブモーターショーの会場には確かな楽観的な雰囲気が漂っていました。この楽観的な雰囲気は、展示された新型車の印象的なラインナップによってさらに高められていました。量産可能なモーターから空想的なコンセプトカーまで、2012年はまさに目白押しでした。その中から、私が選んだものをご紹介します。
ベントレー EX P9
ブレナム宮殿にスポイラーとアルミホイールを装着するほどさりげないエクステリアですが、EX P 9はベントレー初のSUVであるだけでなく、初のハイブリッド車でもあります。初期バージョン(ベントレーの社長はこのモンスターが2015年に生産開始することを正式に発表しました)は6.0リッター12気筒エンジンを搭載しますが、6気筒プラグインハイブリッドも用意されます。次期アウディQ7やVWトゥアレグと同じプラットフォームをベースにしたEX P 9は、ベントレーの伝統主義者を恐怖に陥れるでしょうが、サッカー選手とその妻たちの間では大ヒットとなるでしょう。
価格約15万ポンド
発売時期2015年
詳細情報Bentley Motors
シトロエン DS5 HYbrid4
プジョーの新しいディーゼル電気ハイブリッドシステム「HYbrid4」については、良いことしか言えませんが、このシステムを搭載した3008は、路上で最もエキサイティングで美しい車とは言えません。次期モデルも、508ワゴンのハイリフト版「RXH」と名付けられる予定で、これもまた不本意です。そこで救済措置として、姉妹会社のシトロエンが登場しました。彼らは、この巧妙な四輪駆動ハイブリッドシステムをゴージャスなDS5に搭載し、洗練されたドライブトレイン技術と卓越したデザイン、そしてフランスらしいエレガンスを融合させると発表しました。違い万歳!
価格未定
発売時期2012年後半
詳細情報Citroën