Tutanota の創設者兼共同創設者は、今月初めに暗号化メール サービスが一時的にオフラインになったことを受けて Comcast を非難している。
マティアス・ファウ氏は、3月1日の夜から3月2日の午前遅くにかけての約18時間にわたり、コムキャストの顧客に対して彼のセキュアメールサービスが不可解にも利用できなかったと主張している。Tutanotaは、ISPがサービス停止について何の説明もしていないと述べている。
ファウ氏によれば、この障害は深刻で、ダウンタイム中にメールを確認できなかった米国のコムキャストの顧客から同サイトには「数百」件の苦情が寄せられたという。
「今回のブロックは、悪意によるものであれ偶発的なものであれ、インターネットサービスプロバイダがわれわれのオンライン体験に対してどれほどの力を持っているかを示しており、衝撃的だ」とファウ氏は述べた。
「ISPが特定のウェブサイトやサービスへのアクセスをブロックできれば、ISPはインターネットをコントロールできる。」
衝撃の主張:コムキャストがテレビのライバルから不当に搾取したと非難される
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ザ・レジスターはコメントを求めてコムキャスト社に連絡を取ったが、記事掲載時点でこの通信大手からはまだ返答がない。
この短時間の障害により、FCC が今やこの件に関して全く歯が立たない態度をとったため、公式の規制や強制執行の脅しがない中で、コムキャストや他の企業がネット中立性に関する誓約をいかに守るのかという懸念が生じている。
コムキャスト社はこれまで、合法的なトラフィックをブロックしたり速度を低下させたりすることはないとしてきたが、これまでのところ、18時間にわたるTutanotaのブロックが意図的な行為であったことを示す証拠はない。
それでも、この事件を受けて、ファウ氏を含む一部の人々は、コムキャストや他のISPがファウ氏や他のセキュアメッセージングサービスに、運営が不可能になるまで速度制限をかけるのではないかと懸念している。
「オンラインサービスに関しては、普遍的なアクセスと高速接続が最も重要です」とファウ氏は書いている。
「ですから、たとえ巨大企業が提供するサービスよりも優れたサービスを提供していたとしても、大手競合は、より高速な接続とユーザーにとってよりアクセスしやすいサービスに料金を支払うだけで、常にあなたを出し抜くことができます。最終的には、独占企業がインターネットとあなたのデータを支配することになるのです。」®