アサヒLinux開発者がApple M1シリコン上でLinuxを実行する取り組みをカーネルに統合

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アサヒLinux開発者がApple M1シリコン上でLinuxを実行する取り組みをカーネルに統合

Linux カーネルを Apple の M1 シリコンに導入する取り組みである Asahi Linux プロジェクトは、その作業を統合し、カーネルのバージョン 5.13 に受け入れられる予定になっています。

このニュースは、Linux-on-Arm 組織 Linaro のカーネル ハッカー Arnd Bergmann 氏と、Asahi Linux の支援者である Hector Martin 氏によるカーネル メーリング リストの投稿によって伝えられました。

マーティン氏はまた、警告をツイートするとともに、Linuxの権威であるリーナス・トーバルズ氏がこの取り組みを阻止する可能性があることを認めた。

(技術的には Linus が SoC の統合を拒否する可能性はありますが、そこで何か問題が起きないことを祈っています :P)

— ヘクター・マーティン(@marcan42)2021年4月9日

メーリング リストの投稿では、移植を機能させるにあたってのかなりの困難が詳しく説明されており、その中には、Apple が自社のデバイスに組み込んでいるカスタム USB コマンドで動作する新しいブートローダーが必要であることなどがある。

「現在、これらのマシンでシリアルコンソールを取得する最も簡単な方法は、2台目のM1ボックスとシンプルなUSB Cケーブルを使用することです」とマーティン氏は書いています。

代替案としては、「Arduino、FUSB302 チップまたはボード、1.2V UART-TTL アダプターを使用して DIY インターフェイスを構築する」というものがあります。

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「今後数週間で、これらのマシンにシリアル/デバッグ接続を提供するオープン ハードウェア プロジェクトを設計する予定です (できれば、他のベンダーの UART-over-Type C セットアップもサポートする予定です)。」

マーティンはポートは機能していると言います。

「これは、SMP と KASLR、arm64 defconfig (+ fb 用の CONFIG_FB_SIMPLE) を使用して、フレームバッファーとシリアルコンソールで起動する Apple M1 Mac Mini でテストされています」と彼は書いています。

M1 ボックスで Linux を起動する方法については、ここを参照してください。

Linuxカーネルの次期バージョン5.13へのコードマージが完了しました。Linus Torvalds氏は今週、バージョン5.12のrc6をリリースしました。各リリースは通常、8週間の週次リリース候補と2週間のマージ期間を経て実行されます。すべてが順調に進めば、Asahi Linuxは約12週間後に実現する可能性があります。®

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