ガートナーは、2017年にエンタープライズSSDとHDDの収益が交差すると予測している。

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ガートナーは、2017年にエンタープライズSSDとHDDの収益が交差すると予測している。

コメントガートナー社の幹部は、2017 年にエンタープライズ向け SSD 販売の収益が HDD の収益を上回ると考えています。では、その主張について調べてみましょう。

高速ディスク ドライブに代わって SSD がプライマリ データの主なストレージ メディアとして主流になりつつあることは周知の事実ですが、現在、ガートナー社の著名な数値分析担当者らが、2 つの収益ラインが交差する時期を予測しています。

これを示すために、Stifel の MD Aaron Rakers が作成したチャートが下記にあります。

エンタープライズHDDの売上高は減少しているわけではなく、横ばい傾向にある。レイカーズ氏によると、エンタープライズSSDの売上高は2015年から2019年にかけて年平均成長率(CAGR)20%を記録し、HDDの売上高は4%となる見込みだ。

これは、フラッシュメモリの1GBあたりのコストが高速ディスクドライブの1GBあたりのコストよりも高いという点を反映しています。Rakers氏は、Seagateの「エンタープライズSSDはミッションクリティカルなHDDのカニバリズムとみなすべきではない」という見解を指摘しています。

El Regの筆者は、その見解は、まあ、狂っていると考えている。Rakersもこの見解に疑問を呈しており、「1TB未満のエンタープライズ向けストレージの出荷台数は、2015年第3四半期(C3Q15)において、C3Q12以来の最低水準にまで減少した」と指摘している。

Gartner_Enterprise_SSD-HDD_収益クロスオーバー

フラッシュファウンドリの生産能力が拡大し、3D NAND が 2D NAND に比べてコストを下げるにつれて、エンタープライズ HDD プライマリデータ市場は下降傾向となり、縮小し始めると予想されます。

ディスクのレイテンシはフラッシュのアクセス速度に比べてひどく、エンタープライズ SSD の製造と販売を開始する以外に、ディスク ドライブ メーカーがこの事実を改善できる方法はありません。

ウエスタンデジタルは、低迷するシーゲイトよりもその道を進んでいます。シーゲイトは、容量最適化ドライブ分野で失敗し、8TBドライブを十分に生産せず、2016年第2四半期までヘリウムガスを充填したドライブ技術を持っていなかったため、二重の遅れをとっているように見えます。®

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