つまり、Microsoft が 75 億ドルで買収に踏み切る前に、Google も GitHub の買収に熱心だったことが公式に証明されたわけだ。
サンフランシスコで行われたイベントで講演したグーグルクラウドのCEO、ダイアン・グリーン氏は、残念そうにこう語った。「買収しても構わないのですが、まあいいでしょう」。グーグルがどのような買収を検討しているのかは明らかにされなかった。
マイクロソフトによる資金難のソースコード保管庫の買収当時、GoogleがGitHubに興味を示しているという噂が流れており、CNBCは6月5日にGitHubがGoogleと交渉中だと報じていた。今回の報道は、これが事実であったことを裏付けている。
同イベントで、グリーン氏は「マイクロソフトがGitHubを完全に中立に保ってくれることを心から願っている」と発言し、レドモンドの所有権がGitHubコミュニティに与える影響を懸念する開発者たちの怒りをかき立てずにはいられなかった。
GitLabがAzureからGoogle Cloudに移行したことは、MicrosoftによるGitHubの買収とは全く関係ありません。
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サティア・ナデラ氏と、間もなくGitHubのCEOに就任するナット・フリードマン氏は、GitHubが独立して運営されることを強調してきた。LinkedInが例として挙げられているが、マイクロソフトはこの比較を後悔することになるかもしれない。
マイクロソフトは、2016 年にスーツ向けソーシャルメディア プラットフォームを買収して以来、自社の目的のためにデータを吸い上げており、まさにそれが開発者たちの懸念事項となっている。
グリーン氏はそれほど悲観的ではないだろう。GitHubの競合であるGitLabは今週初め、Googleのクラウドプラットフォームへの移行計画を発表した。また、Microsoftによる所有権の帰結を懸念し、少数ながら目立った数の開発者が、まもなくGoogleがホストすることになるソースコード共有プラットフォームにリポジトリを移行し始めている。
今日のマイクロソフトはオープンソースとしての信頼性を強調することに熱心ですが、開発者は記憶力に優れており、多くの開発者は様子見の姿勢をとっています。現在、アクティブなGitHubユーザー数でマイクロソフトに次ぐ2位のGoogleも同様の姿勢をとっています。®