「アンキャリア」T-Mobile US、田舎者の戯言で4000万ドルをアンキャリア化

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「アンキャリア」T-Mobile US、田舎者の戯言で4000万ドルをアンキャリア化

T-Mobile USは、FCCから4000万ドルの罰金を科せられたおかげで、今日は財布の紐が少し緩むことになるだろう。

米国の通信監視機関は、米国の地方地域の受信状況を改善する取り組みについて虚偽の報告をしたとして、自らを「アンキャリア」と呼ぶこの携帯電話ネットワークに対し、資金援助を要求した。

FCCによると、具体的には、T-Mobile USがウィスコンシン州の農村部において、自社ネットワークから3社の地域通信事業者への通話が切れるという報告に対応していると報告したという。T-Mobileは、電波が不安定でサービスが不安定になりがちなこれらの遠隔地の住民に接続できていなかったようだ。このことが、FCCへの加入者からの苦情につながった。

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T-モバイルUS社が問題を解決中と発表しているにもかかわらず、州内の遠隔地の住民と連絡が取れず、そうした地域の電話番号に電話をかけても応答がないことが多いという問題がFCCに報告され続けている。

FCCは、T-Mobile US社が、実際には通話が繋がっていないのに、相手の電話が鳴っていると思わせる偽の呼び出し音を発信者に流し、サービスの質の悪さを隠蔽していたことを突き止めた。

事態を収拾するため、T-Mobile USは4,000万ドルを拠出し、コンプライアンスプログラム[PDF]に合意する。これには、地方の通信事業者との関係を管理し、これらの通信事業者がT-Mobileとの接続に失敗して通話が確立できない状況を解決するための専任担当者を社内に設置・維持することが含まれる。

Tモバイルにとって、罰金はそれほど大きな懸念材料にはならないだろう。同社は前四半期に27億ドルの純利益を上げたため、罰金は約32時間分の利益に相当する。CEOのジョン・レジャー氏も、それほど動揺することはないだろう。

T-Mobはまた、地方の顧客が通話を行えない場合の対処法とFCCへの報告方法について従業員を教育することを約束した。

FCCのアジット・パイ委員長は和解について、「通話が中間プロバイダーを通過する場合でも、通話品質を低下させることなく、通話が着信側まで完了することが国の電話システムの基本原則である」と述べた。

「FCCは、田舎のアメリカ人を含むすべてのアメリカ人への電話通話を確実に実現することに尽力しています。」®

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