Scalityはリングをキネティックドライブの周りに取り付けます

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Scalityはリングをキネティックドライブの周りに取り付けます

Scality は、Seagate の Kinetic ドライブを使用する RING オブジェクト ストレージ システムを開発しています。

これらのドライブはオンボードのキー/バリューストアを実装しており、GetリクエストとPutリクエストを使用してイーサネット経由で直接アクセスします。各ドライブには1Gbit/sのイーサネットポートが2つ搭載されています。

Scality の RING ストレージは、数ペタバイト レベルの容量まで拡張できるスケールアウト ノードを使用します。

Seagate は、アプリケーションからディスクへのアクセス スタック内のストレージ アレイ コントローラ層 (Seagate ではストレージ サーバー層と呼んでいます) を冗長化し、パブリックまたは社内の大規模/ビッグ データ ストレージ プロバイダーに、よりコスト効率の高いストレージ インフラストラクチャを提供することを目的として、Kinetic ドライブを開発しました。

ScalityとSeagateの両社は、この件に関する定型的な引用文で「ソフトウェア定義データセンター」について言及しています。例えば、ScalityのCEOであるジェローム・ルキャット氏は次のように述べています。「Seagate Kinetic Open Storageプラットフォームは、まさにソフトウェア定義データセンターの潜在能力を最大限に発揮するために必要なイノベーションを体現しています。」

まあ、それも売り文句の一つですけどね。結局のところ、ストレージアレイコントローラーはソフトウェアを実行するので…

詳細はほとんどありません。Scalityは、スケールアウト型クラウド顧客向けのRausch Netzwerktechnik Bigfoot Object Storage Solution(BOSS)でKinetic RINGをテストしていることが分かっています。Seagateのリリースによると、BOSSの4Uシャーシには72台のディスクドライブが搭載され、288TBの容量となります。Seagateの4TB Kineticドライブを使用しています。10台の4Uシャーシで構成されるBOSSラックは、2.8PBの容量を提供します。

4Uシャーシのバックプレーンにはイーサネットスイッチが搭載されています。実質的には、これらはKinetic JBOD(単なるドライブの束)と見なすことができます。

3月上旬にSeagateとRausch Netzwerktechnik GmbHについて記事を執筆しました。そして今、Scalityも関与していることが明らかになり、いわばBOSS RINGを作ろうとしているようです。

Rauschのウェブサイトには、前述のXXLおよびJBODに加え、BigFootのオブジェクトストレージ製品が追加されています。また、BigFootのXXFastおよびXXCold製品もございます。

BigFoot 4U Object chassis and rack

BigFoot オブジェクトストレージシャーシとラック

サイトの BOSS オブジェクト ストレージのテキストには、各ドライブには独自の IP アドレスがあると記載されています。

Scalityストレージは、オブジェクトを保存し並列動作するX86サーバーノードのリング構造に基づいています。サーバーはストレージメディアを提供します。サーバーは、GetおよびPutを介してKineticドライブと通信するために、RINGディスクストレージアクセスを変更する必要があります。各Scality X86ノードには、イーサネットに接続された4U BOSSシャーシが搭載されていると考えられます。

オブジェクト ストレージでは明らかに多くの処理が行われるため、x86 CPU/メモリ リソースとストレージ容量のバランスを考慮する必要があります。そうでない場合は、単一の X86 サーバーにディスク ラックをロードしてすぐに実行できますが、パフォーマンスがおそらく低下するためそうはしません。

したがって、BOSSオブジェクトストレージの密度を考える際には、必要なRING X86サーバーノードの追加も考慮する必要があります。実際には、Kineticドライブの4Uまたは8U JBODあたり1Uのサーバーリソースが必要になると考えるかもしれません。これには経験則があるはずです。

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