ガートナーは、最近の世界サーバー市場レポート*で、4 ソケット サーバー市場のリーダーとして意外なベンダーを挙げました。
Huawei は、自社が 4 ソケット サーバーでナンバー 1 であると宣言しています。「Huawei は、x86 4 ソケット サーバーの出荷量が前年比 (2015 年第 2 四半期および 2016 年第 2 四半期) で 150.17% の成長率を達成し、世界市場で第 1 位になりました。」
ファーウェイによると、メインフレームと非X86ミッドレンジサーバー市場は縮小しており、X86サーバーがミッドレンジ市場を席巻している。これはチャンスの兆しであり、ファーウェイは4ソケット、8ソケット、16ソケット、そしてそれ以上のソケット数を持つサーバーを発売してきた。同社は3月に、ミッションクリティカルなアプリケーション向けとして世界初の32ソケットX86サーバー「KunLun」を発表した。
Huawei 32 ソケット Kunlun サーバー
サーバー出荷台数全体において、ファーウェイはそれほど目立った存在ではなかった。出荷台数では5.1%のシェアで第4位につけ、市場全体の成長率がわずか2%にとどまる中で、前年比14.1%増となった。しかし、インスパーの46.8%の成長率と比較すると、それほど印象的な数字ではない。
Huawei がこのペースで成長を続ければ、Lenovo を追い抜いて HPE に挑戦することになるかもしれない。
上位5社のサーバーベンダーのうち3社は中国企業で、市場シェアの18%を占めており、HPEのシェアを上回っている。
ファーウェイは、ラック最適化サーバーとラックブレードサーバーの出荷量が第2四半期に中国市場でともに第1位になったことを伝えたいと考えている。
中国市場は急速に成長しており、数年後には中国のサーバーベンダーが出荷台数と売上高のランキングでトップに躍り出る可能性もある。これはDellとHPEにとって歓迎すべき展開ではないだろうか?
また、シスコの UCS サーバーの出荷数はそれほど急速には伸びておらず、シスコはサーバー分野では小規模な企業であるという考えも浮かびます。
ガートナーによるベンダー別サーバー出荷台数表はこちらです。HPEのシェアが前年比18.7%減少している点に注目してください。その他のベンダーはシェアを伸ばしており、「その他」カテゴリーのみでシェアを伸ばしています。
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*ガートナー「市場シェア:サーバー、世界市場、2016年第2四半期アップデート」、2016年9月12日。