NASAとボーイングは、人類の天上の基地に、それぞれ20kWの発電能力を持つ6枚の新しい太陽電池パネルをまもなく設置すると発表した。
このパネルは、2017年にISSでテストされたロールアウト型ソーラーアレイ(ROSA)技術を使用しています。ROSAパネルは「宇宙空間で巻尺のように巻き展開する」もので、この技術により、硬質パネルよりもコンパクトな設計が可能になります。
ROSAの技術をもってしても、新しいパネルの設置には3回の補給ミッションと12回の船外活動が必要となる。打ち上げはSpaceXが担当し、2021年に開始される。
2017年に行われたROSAパネルの実験的展開。画像:NASA。クリックして拡大
ISSは現在、160kWの発電能力を持つ8枚の太陽電池パネルを使用しています。これらのパネルはそのまま設置し、新たに設置する6枚のパネルは以前のパネルの前面に設置されます。この配置により、日陰の影響で古いパネルの出力は95kWに低下しますが、ISSの総発電容量は215kWになります。これは55kWのアップグレードであり、太陽電池パネルは経年劣化により効率が低下するため、必要なプロセスでもあります。
ISSの現在の太陽追跡、電力分配、およびチャネル化キットは、NASAが宇宙ステーションの外部カメラのアップグレードに例えたプロセスで、新しいパネルの動作を制御するために使用されます。
NASAは、このアップグレードによりISSがアルテミス・ムーン・ショットのようなミッションに備えられるようになり、宇宙でのさらなる商業活動に必要な電力を確保できると述べた。
ところで、レジスター紙は今週ISSから地球に帰還する貨物の中に、ワイン12本が含まれているという情報を得ました。2020年11月からISSに保管されているこれらの荷物は、フランスの高等科学・ワイン研究所(Institut Supérieur de la Science et du Vin)が検査する予定です。ワインのプライベートテイスティングは2021年2月下旬に実施される予定です。残念ながら、月曜日に予定されていた帰還ミッションは1日延期となりました。®