航空機メーカーのエアバスはインクジェットプリンターの開発に取り組んでいる。
現在テスト中であるこの装置は、飛行機に塗装するためのものだ。
今日では、航空会社のロゴや好まれるデザインは、通常、飛行機に塗装されています。デザインが複雑な場合は、時間のかかる工程で層ごとに重ね塗りされます。塗装するには複雑すぎるデザインは、巨大なステッカーに印刷され、飛行機に貼り付けられます。ステッカーは効果的ですが、飛行機の重量を増加させ、経年劣化も招きます。これは航空会社が避けたいコストの増加につながります。
塗装と印刷工程におけるこうした問題こそが、エアバスが新型機に直接描画できるインクジェットプリンターの開発を計画している背景にある。インクジェットは他の手法よりも精細な画像を作成できるという点も歓迎すべき点だ。
エアバスによれば、まだ実験段階のプリンターは「3つの基本色(シアン、マゼンタ、イエロー)と黒を噴射するノズルを備えたインクジェットヘッドを使用しており、従来のモデルとほぼ同じように機能します」とのこと。
机の上にあるあのインクを大量に消費するプリンターと同じように、このプリンターも「デザインを上から下まで1行ずつ印刷します」。ところが、あなたのプリンターと違って、このプリンターには「7平方メートルの作業台」が必要なのです。
馬鹿げた話だと思ったら、くすくす笑うのはやめてください。可愛い飛行機の需要があるんですから。下の写真は、台湾のエバー航空がハローキティの機体に塗装した新しい777です。エバー航空は「ハローキティジェット」を6機所有しており、それぞれユニークなデザインで、積極的に宣伝活動を行っています。
エバー航空の最新ハローキティジェット - 台北-ロサンゼルス路線のボーイング777
筆者が5月にエバー航空のフライトで発見したように、ハローキティのこだわりは表面だけのものではない。スタッフはハローキティのキットを着用し、枕にはハローキティのスリップケースが付いており、食べ物やカトラリーにまでハローキティ仕様が施されている。
エバー航空のハローキティのフィッシュケーキとカトラリー。pic.twitter.com/bX5AlvYHkZ
— サイモン・シャーウッド (@ssharwood) 2014年5月31日
エアバス社によると、このプリンターは、新技術開発時に採用している9段階の技術成熟度スケールにおいて、6段階目に到達したとのことだ。2015年にはA320の生産ラインに搭載可能となる見込みだ。
Regの航空部門は、格安航空会社が間もなくインク税を課し始めると予想しています。®