トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、トルコ国内でのウーバーは「終わった」と宣言し、その後まもなく地方当局はライドシェアリング事業者を探し始めた。
エルドアン大統領は現在選挙活動中で、6月1日金曜日の演説で「ウーバーという会社が誕生した。あのビジネスは終わった。もう存在しない」と述べた。
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この宣言は、エルドアン大統領の労働者階級支持者、特にイスタンブール市の1万5000人以上のタクシー運転手へのアピールだと広く受け止められている。世界中の多くのタクシー運転手と同様に、イスタンブールのタクシー運転手も免許取得に多額のトルコリラを費やしてきたが、ライドシェアサービスの開始により資産価値が暴落した。運転手組合はUberの運行禁止を求めて訴訟を起こし、その過程で反欧米感情を表明している。
エルドアン大統領も西側諸国の支持者ではないため、ウーバーの禁止は彼の支持者の多くに受け入れられるだろう。
地元メディアは、エルドアン大統領の発言を受けて交通警察がライドシェアリング事業者への抜き打ち検査を強化し、多額の罰金を科したと報じている。
イスタンブールのタクシー運転手はUberの運転手や乗客に対して嫌がらせや暴力を振るったと報じられており、同社とその顧客に対する批判からは、同社を支持するタクシー運転手が裏切り者とさえ呼ばれている。®