カザフスタン宇宙機関のエイディン・エイムベトフ氏、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士アンドレアス・モゲンセン氏、ロシアの宇宙飛行士セルゲイ・ボルコフ氏は、本日早朝、バイコヌール宇宙基地から宇宙に向けて打ち上げられ、国際宇宙ステーションへ向かっている。
ソユーズTMA-18Mが国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられる。写真:ESA / S. Corvaja
3人はガガーリン発射台からソユーズTMA-18Mに乗って打ち上げられ、同機が地上を離れた時点で500回目の打ち上げを祝った。
軌道上の宇宙基地に到着すると、新到着者たちは、第44次長期滞在の指揮官ゲンナジー・パダルカ氏、同胞のフライトエンジニアであるオレグ・コノネンコ氏とミハイル・コルニエンコ氏、NASAのフライトエンジニアであるスコット・ケリー氏とシェル・リングレン氏、そして宇宙航空研究開発機構(JAXA)の油井亀美也氏と合流することになる。
9月11日、エイムベトフ、モゲンセン、パダルカの3人が地球への帰還に先立ち、すでにISSにドッキングしているTMA-16Mカプセルに乗り込み、第45次長期滞在が正式に始まる。
ESAによると、モゲンセン氏はこの短期間の滞在中に「2つの実験で宇宙から3台の探査機を操縦し、雷雨のときに見つけにくい妖精を探し、地球上のあらゆる生物の細胞を模倣した新しいナノテクノロジーの膜で水を浄化し、背中の痛みを軽減するために特注のスキンスーツを着用し、地上管制が作業中に肩越しに監視できるモバイルヘッドセットを使用する」予定だという。
ケリーとコルニエンコは、タクシーで帰るまでかなり長い待ち時間がある。9月15日には、計画されている342日間の宇宙滞在期間の中間点に達する。NASAの表現によれば、この期間に彼らは「長期宇宙飛行中に宇宙飛行士が直面する医学的および心理的課題の理解を深め、悪影響を最小限に抑えるための対策を開発する」ことになる。
ボルコフ氏も長期滞在を予定しており、来年 3 月まで地上に着陸する予定はなく、本日進水した TMA-18M でケリー氏とコルニエンコ氏とともに帰路につく予定だ。®