今週の馬鹿げた特許:コンピューター画面上の長方形

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今週の馬鹿げた特許:コンピューター画面上の長方形

写真:中国のインターネット大手テンセントは、ディスプレイ画面上に長方形を配置するというコンセプトに関する米国意匠特許を新たに取得した。

米国特許 D767,583 には、出願人の表現によれば「グラフィカル ユーザー インターフェイスを備えた表示画面部分の装飾デザイン」から成る「デザイン コンセプト」が記載されています。

それはどういう意味でしょうか?添付のアートワークによると、特許取得済みのデザインは下の画面の点線でマークされていない部分です。

つまり、この特許は文字通り、ウィンドウ内の長方形の配置に関するもののようです。ありがたいことに、角を丸くするものではありません。

米国特許商標庁(USPTO)は9月27日に特許を付与した。

当然のことながら、EFF などの特許改革活動家たちは、USPTO がこの申請を承認したことに満足していない。

米国特許767583

このデザインは特許を取得しました

デジタル権利団体は、この特許の曖昧な性質により、他の企業に対する疑わしい侵害訴訟の可能性が十分に残されると考えている。

「この特許は驚くほど些細なものであり、侵害を訴えられるのも非常に容易だ」とEFFの専属弁護士ベラ・ラニエリ氏は書いている。

「画像のように、下に正方形を置いて長方形を 3 つ並べる人は、この特許を侵害する可能性があります。」

ラニエリ氏は、特許の存在自体が、多くの企業を脅迫し、裁判で争うための費用を捻出するよりも、ライセンス料を支払わせるのに十分な可能性があると指摘する。このような戦術は、「パテントトロール」と呼ばれる企業によく用いられている。彼らは曖昧な特許を用いて中小企業を標的にし、訴訟の脅迫で迅速な賠償金を得ることを目指している。

「最高裁は、今度のアップルとサムスンの訴訟の判決でこの最後の問題を解決するチャンスがある」とラニエリ氏は語った。

しかし、特許庁が依然として驚くべき割合で些細なデザインに特許を発行しているという事実は変わりません。」®

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