Datos IO は、オンプレミスおよびパブリック クラウドのデータ保護をリレーショナル データベースと Hadoop ディストリビューションに拡張しました。
非リレーショナル データベース保護および移行ツールの Datos IO は、分散データベース バックアップ製品 RecoverX をバージョン 2.0 にアップデートし、RDBMS および Hadoop のサポートを追加しました。
RecoverX製品はアプリケーション中心とされており、アプリケーションのデータをバックアップし、様々な粒度(行/テーブル単位、仮想マシン全体、データベース全体など)でリカバリできます。また、いわゆるセマンティック重複排除技術を採用することでストレージ効率を向上させます。これは、データベース構造におけるアプリケーションのデータオブジェクトの保存方法を理解し、それを考慮して重複排除を行います。
ベンダーによれば、V2.0 では次のものが追加されています。
- リカバリ不要のSQL Serverワークロードをパブリッククラウドとオンプレミスデータセンター間で移行する
- 物理サーバー、仮想サーバー、ハイパーコンバージドシステムなど、オンプレミスまたはパブリッククラウドでのSQL Serverおよびその他のRDBMSデータ保護。
- Cloudera、HortonworksなどのHadoopディストリビューションに対するデータ保護サポート
- RecoverXを1ノードから3ノード、さらに5ノードのソフトウェアクラスタに拡張してパフォーマンスと可用性を向上させ、アプリケーションのニーズに応じて元に戻すことができます。
- バックアップの追加/削除/一時停止/再開、NOWバックアップ、動的に生成されたデータベースオブジェクト(テーブルなど)のルールベースの追加などの拡張ポリシー管理、および
- データ ソース パターンとデータ保護の分析による運用監視が強化されました。
Datos IOは、NetAppストレージ、CiscoとのACI(アプリケーションセントリックインフラストラクチャ)、VMwareとの仮想化インフラストラクチャとの統合も実現しています。また、Datalink、Groupware、SHIといった新たなチャネルパートナーも獲得しています。
Datos IPとHadoop
Datos IOの信条の一つは、メディアサーバーがネイティブフォーマットを破壊し、大規模なデータ移動のボトルネックとなっているという点です。Datos IOは、拡張メディアサービスとバックアップを単一の製品で実現する、新しいタイプのメディアサーバーと言えるでしょう。
Datos IOの共同創設者兼CEOであるTarun Thakur氏は次のように述べています。「クラウドデータ管理とは、クラウドの原則(弾力性、アプリケーション中心性、拡張性)を念頭に置いてコントロールプレーンを再構築することです。これにより、お客様はクラウドの境界を越えてデータの価値を管理、保護、活用し、活用できるようになります。」
+コメント
Rubrikと同様に、Datos IOはデータ保護への新たなアプローチを提供します。Datos IOはアプリケーション中心であるため、アプリケーション管理スタッフがより簡単に使用できるだけでなく、オンプレミスとパブリッククラウド環境内および環境間でのデータ移動にも重点を置いています。
従来の非リレーショナルデータベースのサポートをリレーショナルデータベースとHadoopファイルシステムに拡張することで、ビッグデータ組織に必要な3つの要件を満たし、顧客にとってのデータ保護および移行プラットフォームとなることができます。将来的には、サポート環境をさらに拡張し、電子メールなどのサービスにも対応できるようになるかもしれません。既にDockerとAmazonマシンイメージをサポートしています。
また、中央メタデータ カタログを使用してコピー データ管理機能と分析を拡張することもできます。
このメジャー リリースの結果として、Datos IO のビジネス インフラストラクチャの構築を支援するための新たな資金調達ラウンドが実現しても驚きません。®