Ignite Microsoft は来月 Linux 向け Edge ブラウザをリリースする予定で、最初はブラウザの Dev プレビュー チャネルを通じてリリースされます。
近年Linuxに好意的な姿勢を示してきたWindowsの巨人である同社は、今週COVID-19パンデミックのためバーチャルで開催されたIgnite 2020カンファレンスでこの発表を行った。
「お客様が日常的に使用するプラットフォームにMicrosoft Edgeを提供するという私たちの使命は、次のステップへと進みます。10月からLinux版Microsoft EdgeがDevプレビューチャネルからダウンロード可能になります」と、副社長のリアット・ベン=ズール氏はブログ投稿で述べています。「リリース後、LinuxユーザーはMicrosoft Edge Insidersサイトからプレビューチャネルをダウンロードするか、Linuxネイティブのパッケージマネージャーからダウンロードできます。」
当初、Microsoft は Debian および Ubuntu ディストリビューションを通じて Linux 向け Edge を提供し、その後他のディストリビューションも提供していく予定です。
1月にMicrosoftがGoogleのChromiumオープンソースプロジェクトをベースにAndroid、iOS、macOS、Windows向けにEdgeの最初のバージョンをリリースした際、Linuxビルドが明らかに欠けていました。来月リリースされるLinuxビルドは、企業顧客が従業員の多様なデバイスに単一のブラウザを提供するための取り組みを表しています。
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ベン=ズール氏は、「NSS Labsによる独立調査」で、Edgeは「Windows 10上の企業にとってChromeよりも安全」であることが示唆されたと述べた。しかし、Google Chromeの市場シェアははるかに大きく、ある指標によると世界全体で約65%、Edgeは2.3%となっている。
マイクロソフトは、同社のプログラマーがこれまでにChromiumエンジンに3,700件のコミットを行ったと発表した。これは、同社が5月に開催したバーチャルBuildショーで報告した3,000件から増加している。
今後数か月以内に、Edge Dev チャネルでは、Web コンテンツをネイティブ アプリケーションに配置するための SDK とランタイムである WebView2 や、現在プレビューとして提供されている Visual Studio Code 拡張機能の 1.0 リリースなどの改良された開発者ツールも提供される予定です。
Microsoft は、WebView2 を、Windows Update に接続されていない、または Microsoft によって管理されていないなど、Edge が利用できない顧客環境のネイティブ アプリやデバイスで Web コンテンツを利用できるようにする手段であると考えています。®