ウーバーは再び法廷に引きずり出されているが、今回は白人やアジア人ではない女性のエンジニアやスタッフに故意に低賃金を支払っていたとの容疑で訴えられている。
今週サンフランシスコ上級裁判所に提出された訴訟(PDF)は、カリフォルニア州の平等賃金法および民間司法長官法の違反を主張し、3つの訴因で未払い賃金と損害賠償を要求している。
イングリッド・アベンダーニョ、ロクサーナ・デル・トロ・ロペス、アナ・メディナの各氏名が原告となっている集団訴訟によると、ウーバーは従業員評価に「スタックランキング」評価システムを採用しており、これは個々の管理者の個人的な偏見に左右されるという。
「ウーバーのポリシー、パターン、慣行の結果として、女性エンジニアや有色人種のエンジニアは、男性や白人、アジア人のエンジニアに比べて報酬が低く、昇進の頻度も低い」と訴状は主張している。
ウーバーがテキストメッセージによる嫌がらせで訴えられる
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この制度では、従業員の業績が年に2回「最高」から「最低」までランク付けされるが、その結果、女性や有色人種は日常的に低賃金で働かされ、昇進も逃している。
同様のランキングシステムはマイクロソフトでも長年使用されていましたが、チーム内の個人のパフォーマンスを評価する方法としては信頼性が低く、効果がないという結論が下され、最終的には廃止されました。
訴状によれば、ランク付けシステムは、個々のエンジニアの実際の業績ではなく、白人またはアジア人の男性を優遇する傾向のある管理者の主観的な意見に基づいて給与と昇進を決定しているという。
その結果、女性や有色人種は全般的に賃金が低く、昇進の頻度も低くなっていると訴訟では主張されている。
「女性従業員と有色人種の従業員は、スタックランキングの業績評価プロセスによって組織的に不利な立場に置かれてきたため、昇給やボーナスの面での成果は男性の同僚に比べて劣っている」と訴状には記されている。
ウーバー社は訴訟に関するコメント要請に応じなかった。
この事件の次回の審理である苦情管理会議は、来年 3 月 28 日に開催される予定です。®