Microsoft は、Windows 10 の悪名高いブルー スクリーン オブ デスに QR コードを追加しました。
Windows 10 Insider Preview ビルド 14316 以降、OS がクラッシュすると、悲しい ASCII スマイリーだけでなく、エンコードされた URL を含む QR コードも表示されます。この URL から、問題に関する Web ページへアクセスできます。スマートフォンなどの携帯端末でこの URL をスキャンすると、ブラウザーが埋め込まれた Web アドレスへ移動します。
現時点では、典型的なブルー スクリーン オブ デスの原因を説明する windows.com/stopcode を指しているだけですが、将来的にはクラッシュに関する詳細情報や、MACHINE_CHECK_EXCEPTION などよりももう少しユーザー フレンドリなものが含まれる可能性があります。
QRコード機能はビルド14316のリリースノートには記載されていませんが、既に注目を集めています。このバージョンは先週、テスター向けにリリースされました。
死の QR コードは次のようになります。
いいアイデアですね。ただ、マルウェアがこれを使ってどんな楽しみ方をするかは想像に難くありません。ブルースクリーンを表示させてシステムクラッシュを偽装し、悪意のあるウェブサイトにリンクするQRコードを表示して、誰かを騙してブラウザで開かせるのです。そこから、安っぽいPC修復ソフトウェア(結局、PCが「クラッシュ」しただけ)を提供したり、Microsoftを装ってPCを修復するアップデートを提供したり、といったことも可能です。
レドモンドのエンジニアたちがこれをどこまで実現させるか、楽しみに待ちましょう。®