韓国のメモリーチップメーカーSKハイニックスは、9月30日までの第3四半期に売上高が若干改善したにもかかわらず、利益が減少した。
メモリの売上はここしばらく低迷しているが、ハイニックスは回復の兆しが見えていると考えている。
本日発表された数字によれば、収益は6兆8,400億ウォン(45億4,000万ポンド)で前四半期比6%増、前年比40%減、営業利益は4,730億ウォン(3億1,500万ポンド)で前四半期比26%減、前年比93%減となっている。
アナリストとの電話会議で、チャ・ジンソク最高財務責任者(CFO)は「需要回復の兆候と価格下落の鈍化を受け、DRAMとNANDの売上はともに増加した」と述べた。
DRAMの売上は予想を上回る23%増となり、携帯電話やデータセンターの季節的な需要に牽引されました。価格は依然として16%下落しましたが、前四半期よりは下落幅が縮小しました。
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「新型スマートフォンの発売と一部のインターネットデータセンター顧客による調達の増加」により在庫レベルは正常に戻りつつあり、SKハイニックスは「大中華圏」におけるサーバー需要が第4四半期も回復を続けると予想している。
同社は来年について、携帯電話販売が数四半期の停滞を経て成長に転じると予想している。また、5G対応スマートフォンの買い替えサイクルも来年にはメモリチップの需要増加につながると見込まれる。
しかし同社は、楽観的な見通しにもかかわらず、貿易紛争などの「外部の不確実性」が需要の急激な変化を引き起こす可能性があると警告した。
SK Hynix は、利川 DRAM 生産工場の一部を CMOS イメージセンサー生産に転換し、2D NAND フラッシュ ウェハー生産能力も削減しています。
SKハイニックスは、ファーウェイの部品備蓄に言及したと思われる発言で、「貿易問題の影響をより受けやすい顧客は、事前に部品在庫を積み上げる可能性があるので、当社は引き続き慎重な姿勢で生産・設備投資計画を実行していく」と述べた。®