Caringo と Scality はどちらも、自社のオブジェクト ストレージと Microsoft の Azure Blob ストレージの間に S3 ゲートウェイを追加しています。
これはちょっと古い話ですが、スタートアップ企業のNooBaaが昨年11月にAzure Blobs(Microsoftのオブジェクトストレージ)のS3フロントエンドを提供し、2017年2月にリリース予定でした。こちらからダウンロードできます。
いずれにせよ、オブジェクトストレージの老舗企業であるCaringoとScalityも、今や同様の取り組みを始めています。CaringoのSwarm Hybrid Cloud for Microsoft Azureは、Amazon S3、NFS、HDFSフォーマットからAzure Blobストレージのネイティブフォーマットへ、あるいはその逆の形式でデータを複製します。
Caringo SwarmとAzure Blobのグラフィック
CaringoとMicrosoftは、Azure Blob Storageは分析、データ保護(DR)、アーカイブストレージに使用できると述べています。データがユーザーのサブスクリプションから外部に漏れることがないため、セキュリティが向上するとCaringoは述べています。この製品はAmazon S3 API呼び出しをAzure Blob Storage API呼び出しに自動的に変換し、Azureネイティブ形式でデータを保存します。
Scality の CMO である Paul Turner 氏は、Scality Connect は「ステートレス サーバーであり、別の障害点ではない」こと、また「構成不要のオンデマンド スケールを提供する。S3 インターフェースのスケールを増やすには、ステートレス サーバーをもう 1 つ追加するだけ」であると述べています。
Scality Connect for Microsoft Azure Blob Storageは、お客様のAzureサブスクリプション内でステートレスコンテナとして動作します。これにより、Amazon S3で動作するあらゆるアプリが、変更を加えることなくAzure Blob Storageをサポートできるようになります。
Caringo と Scality が S3 から Azure へのゲートウェイを提供し、NooBaa 機能が追加されたことで、顧客はパブリック クラウドのすべてを 1 つの AWS または Azure バスケットに入れる必要がなくなり、オブジェクト ストレージ用の複数のパブリック クラウド戦略を持つことができるようになりました。®