HGST は、1.2TB の Ultrastar ドライブの容量を 1.8TB に増加し、市場最高容量の 2.5 インチ ドライブを実現しました。
Ultrastar C10K1800は10,520rpmで回転し、12Gbit/sのSASインターフェースを備えています(C10K1200モデルは6Gbit/sの低速インターフェースでした)。HGSTによると、この新型ドライブはランダムデータの書き込み速度が旧モデルより2.5倍速く、シーケンシャル転送速度は23%向上しています。標準的な連続転送速度は247MB/秒です。
これは24時間365日のワークロード向けに設計されたエンタープライズドライブで、ディスクベースのメディアキャッシュアーキテクチャを採用しています。つまり、メディア上に大容量の不揮発性キャッシュが搭載されています。どうやらNANDベースではないようです。
300GB、450GB、600GB、1.2TB、1.8TBのモデルがあり、最大容量は450GBプラッタ4枚を搭載し、面密度は620Gbit/in 2です。旧モデルは300GBプラッタ4枚を搭載していました。2013年1月に発売されたこの新モデルは、面密度で50%という大幅な容量向上を実現しています。
高度なフォーマット (4KN および 512e) と 512n モデルが用意されており、ドライブには幅広い暗号化オプションがあります。
- Trusted Computing Group (TCG) エンタープライズ SSC 準拠の自己暗号化ドライブ (SED)
- FIPS(連邦情報処理標準)140-2認定を受けたTCG
- インスタントセキュア消去(ISE)モデル
HGSTのC10K1800
Seagateは1.2TBのSavvioを10K回転で提供しています。Western DigitalはこのクラスのWD XE 900GBドライブを10K回転で提供しています。東芝はAL13SEを10,500回転で提供し、最大容量は900GBです。HGSTは、エンタープライズ向け2.5インチ10,000rpmドライブで、大容量の空き容量を確保しています。
HGSTがUltrastar C15K600(15,000rpmで回転する600GBモデル)に同様の50%の容量アップを施した場合、900GBモデルが登場することになるだろう。高性能ストレージアレイのデータアクセス製品分野にフラッシュドライブが急増する中で、そのような900GBモデルに需要はあるだろうか?おそらくないだろう。
C10K1800 のデータシートはこちら (PDF)、OEM 仕様はこちら (これも PDF) から入手できます。®