PCIe速度は2019年までに倍増し128GB/秒に

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PCIe速度は2019年までに倍増し128GB/秒に

PCI-SIG(Peripheral Component Interconnect Special Interest Group)は、2019年に128GB/秒でデビューするPCI 5.0のロードマップを発表しました。これは、その半分の速度でPC 4.0が最終決定される前のことです。

SIGは先週、年次DevConを開催しました。イベントの基本的なメッセージは、400Gbpsイーサネットの登場といった他の予想される高速化に対応するためだけでも、I/O帯域幅を3年ごとに倍増させる必要があるというものでした。そのため、PCI 4.0のバージョンが0.9であるにもかかわらず、PCI 5.0のロードマップは2019年にリリースされる予定です。

このイベントで得られたもう一つのポイントは、PCIE 4.0でさえ驚くほど高速になるということです。仕様では64GB/秒の帯域幅が求められています。PCIE 5.0ではその速度が倍増し、AI、機械学習、ビジュアルコンピューティング、高速ストレージ、そしてデュアル200Gb/秒InfiniBand接続といった、未来のあらゆるクールなアプリケーションを念頭に置いて設計されます。帯域幅の拡張により、GPUの有用性はさらに高まり、より高密度に展開できるようになります。

PCIロードマップの過去と現在

PCI Express の過去、現在、そして未来。ちなみに、GT/S は「gigatransfers per second」の略です。

PCIe 5.0はすでにリビジョン0.3に到達し、SIGの700を超えるメンバーに公開されています。メンバーの多くは、バージョン0.9で「機能完成」とみなされ、最終承認を待つのみとなっているバージョン4.0向け製品の開発にも精力的に取り組んでいます。SIGは、「PCIe 4.0コンプライアンステストへの関心はかつてないほど高まっており、早期導入企業はすでに16GT/sソリューションを12種類以上テスト済みです」と述べています。

クラウドと AI のようなワークロードの間でスピードがこれほど求められることはほとんどないため、このレベルの関心は決して驚くべきことではありません。

大手PCおよびサーバーメーカーはすべてPCI-SIGに加盟しているため、承認されれば、コンポーネントエコシステムがこれを実際に運用するまでにそれほど時間はかからないでしょう。ストレージクラスRAM、機械学習向けCPU、400Gbpsイーサネットなどの技術と並んで、PCI-SIGは今後数年間でコンピューティングを飛躍的に加速させると見込まれます。®

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