Imation は、BlueArc および Drobo の創設者である Geoff Barrall 博士を取締役会に迎えました。
バラル氏は、HDSに買収されたハードウェアアクセラレーション・ファイルストレージのスタートアップ企業BlueArcを設立し、ストレージ分野で素晴らしい実績を残しました。その後、Drobo(データストレージロボット)を開発したスタートアップ企業Data Roboticsの創業者兼CEO、Overland StorageのCTO兼エンジニアリング担当副社長、そしてNexsanの取締役を務め、昨年1月に同社とそのSAN事業がImationに1億2000万ドルで買収されるまでその職を務めました。
その後、彼はConnected Data社を設立し、ピアツーピアのプライベートクラウドファイル共有デバイス「Transporter」を開発しました。Connected Data社は2013年5月にDrobo社を買収しました。さらに、バラル氏はスケールアウトストレージのスタートアップ企業であるGridstore社の会長も務めています。
格調高い名前を持つL・ホワイト・マシューズ3世が、バラル氏の就任を歓迎する中で残した言葉は、まさにこのジャンルにおける典型的な例と言えるでしょう。「急成長中のテクノロジー企業で20年以上の実務経験を持つジェフは、イメーションが高セキュリティ・データストレージおよびソリューションのグローバルリーダーへと進化し続けるための重要な役割を担うでしょう。彼のストレージ業界に関する深い理解、豊富な運用経験、そして結果重視のビジネスにおけるこれまでの成功は、今後のイメーションにとって非常に貴重なものとなるでしょう。」
私たちは、「結果重視のビジネスでこれまで成功を収めてきた」というフレーズが特に気に入っています。結果重視ではないビジネスで成功することが何を意味するのか理解しようとして失敗しています。おそらく破産でしょう。
Imation とその子会社 Nexsan に関して私たちが見ている問題は、Nexsan の収益が、これまでの磁気テープと光ディスク メディアへの過剰な依存によって掘り起こされたブラックホールから Imation を抜け出すのに十分な速さで成長していないことです。
イメーションの四半期売上高と純利益の推移
Nexsanは、ほぼ従来型のSANサプライヤーであり、サーバーサイドSAN、オールフラッシュアレイ、Nimble Storageのような高効率ハイブリッドアレイのスタートアップ、GridstoreやExabloxのようなスケールアウトストレージ、そしてもちろんパブリッククラウドなど、複数の課題に直面しています。Nexsanは独自のハイブリッドフラッシュ/ディスクアレイ技術を有していますが、まだ世界を席巻するほどには至っていません。
上記の L White Matthews の 3 番目の引用では、「高度なセキュリティ データ ストレージとソリューション」について言及されていますが、2 大サプライヤである EMC と Symantec は、企業向けのストレージとセキュリティを組み合わせることで大きな相乗効果を見出すことができず、これら 2 社が失敗したところで Imation が成功できるかどうかは疑わしいようです。
イメーションのストレージ事業は、何らかの形で調整、再構築、活性化を必要としており、ジェフ・バラルがその推進役となるでしょう。もしかしたら、同社はコネクテッドデータ®に参入する必要があるかもしれません。