Microsoft は、幅広いエントリーレベルの技術認定資格である Microsoft Technology Associate (MTA) 認定資格の試験を廃止し、Microsoft 中心のカリキュラムに置き換えました。
MTA認定資格取得希望者は、2021年6月30日まで受験権を購入し、翌年の同日までに受験することができます。2022年6月30日までに試験に合格できなかった申請者には、MTA認定資格は授与されません。MTA認定資格を保有している方は、Microsoftの認定資格取得証明書ポータルの「アクティブ」セクションに、2024年までの2年間、その資格情報が表示されます。これで、これらの認定資格の有効期限は終了となります。
この変更の結果、12 個の試験が廃止されることになりますが、Microsoft は FAQ で「業界と雇用の傾向に合わせた職務に重点を置くように認定資格を進化させました」と述べて、この変更を正当化しようとしました。
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MTA には Azure 試験はありませんが、非常に需要の高い Python、Java、セキュリティ スキルの熟練度を測るテストは含まれています。
Microsoft はすでに、Azure、Dynamics、AI、Microsoft Power Platform、Microsoft 365 を対象とする Fundamentals という新しいエントリーレベルの認定資格を作成しています。一般的なセキュリティ試験は 1 つ残っていますが、そのカリキュラムは Microsoft 製品とサービスに基づいています。
Microsoft では、すでに MTA 試験の料金を支払った受験者がその単位を別の試験に移行することはできません。
FAQには、「お客様にはバウチャーを十分にご利用いただけるよう、廃止について十分な通知を行っています」と記載されています。
つまり、ITプロフェッショナルを認定取得のトレッドミルに乗せることは一切ありません。また、一般的なスキルからマイクロソフト中心の教育に移行することも一切ありません。
廃止される 12 の試験は次のとおりです。
- データベース管理の基礎
- HTML5 アプリケーション開発の基礎
- HTMLとCSSを使ったプログラミング入門
- Javaを使ったプログラミング入門
- JavaScriptを使ったプログラミング入門
- Pythonを使ったプログラミング入門
- モビリティとデバイスの基礎
- ネットワークの基礎
- セキュリティの基礎
- ソフトウェア開発の基礎
- Windows オペレーティング システムの基礎
- Windows Server 管理の基礎。®