Ignite Microsoft は、モバイル デバイス向けの新しい Office のパブリック プレビューをリリースしました。このアプリケーションでは、Excel、Word、PowerPoint が 1 つのアプリケーションに統合され、イメージをテキストに変換したり、PDF を作成して署名したりするなどのクイック アクションを実行するための新機能が追加されています。
iOS および Android 向けのこの新しいアプリは、本日フロリダ州オーランドで開催された同社の Ignite イベントで発表されました。
マイクロソフトは、この新しいアプリケーションを「Office」という想像力豊かな名前で呼んでいます。少なくとも当初は既存のモバイルアプリを置き換えるものではありませんが、現行製品の全機能を提供します(The Registerの取材に対し、機能が一切失われていないと伝えられています)。また、3つのアプリを個別にインストールするよりも容量が少なく、新機能も追加されています。したがって、古いアプリを1つか2つしか使わない場合や、追加機能が煩わしいと感じる場合を除き、古いアプリを好む理由はほとんどありません。
Officeモバイルを開くと、最近開いたドキュメント、メモ、そしてMicrosoft AIの不思議な力によって「おすすめ」されたドキュメントがホーム画面に表示されます。次に「新規ドキュメント」アイコンをタップすると、Word、Excel、またはPowerPointのプロジェクトを作成できます。さらに、物理的なドキュメントをスキャンしてテキスト(Excelの場合は表)を抽出する機能など、追加オプションも用意されています。
ホーム画面、新しいドキュメントのダイアログ、アクション画面が表示された新しい Office アプリ
これらの機能のいくつかは、スキャンと光学式文字認識 (OCR) を行う Microsoft の Office Lens アプリケーションを知っている人ならおなじみでしょう。そして、Lens は 3 つのコア アプリケーションとともに Office アプリに組み込まれているようです。
Microsoftはアクション機能も追加しました。これにより、ファイルをコンピューターに転送したり、近くのデバイスと共有したり、前述のOCR機能にアクセスしたり、PDFを操作したりできます。PDFのアクションには、署名の追加(デジタル署名ではなく画面への落書き)や画像からのPDF作成などが含まれます。
同社はOutlookモバイルの機能強化も発表しました。ロック画面上のメール通知は暗号化され、デバイスのロックを解除しないと内容を閲覧できなくなります。検索機能は「上位の検索結果」機能によって改善され、検索結果を表示するセカンドペインによってタブレットの画面スペースをより有効に活用できるようになります。iOS版Outlookでは、「メールを再生」音声機能が一般提供されました。
Outlookユーザーには個人用カレンダーも提供されます。これは、個人的な予定と仕事の予定を区別するためのものです。また、予定されている会議と関連ファイルやメールの会話を表示する「会議インサイト」など、AIを活用した機能もさらに充実していく予定です。®