ハンドスピナーが火災の危険をもたらす可能性があるという報告があり、流行に夢中になっている親たちは新たな心配を抱えている。
米国のある家族によると、自宅でブルートゥーススピーカーを充電中に大ヒット玩具の一つが発火し、大火災に発展する寸前だったという。
アラバマ州ガーデンデール在住のキンバリー・アルムズさんは、息子がすぐにシンクにスピナーを放り込んだと話す。スピナーは約45分間充電されていたが、発火し、カーペットに焦げ跡を残した。
溶けたスピナー
幸運にもご存知ない方のために説明すると、ハンドスピナーとは、その名の通り、軽く弾くと回転する手持ち式のおもちゃです。もともとは自閉症、ADHD、不安障害の治療ツールとして販売されていましたが、今では広く普及し、音楽を再生するためにバッテリー充電が必要なワイヤレスBluetoothスピーカーとセットになっているものもあります。
アルムズさんによると、今回のケースでは、息子のおもちゃのバッテリーが充電中に過熱したという。
「彼はそれが燃え上がったことに気づき、叫び始めました」と、アルムズさんは地元ニュース局WBRCに語った。「私は階下にいて、『火事だ…火事だ』という音しか聞こえませんでした。ハンドスピナーは文字通り煙を上げて、炎上していました。」
もっとひどい状況になっていた可能性もあったとアルムズ氏は言う。メルトダウンが起きた時、通常であれば家族は家の外に出ていたはずで、たまたま誰かが近くにいて火を消せただけだった。
「この出来事が起こる前、私たちは家を出てから5分から10分くらいのところでした」と彼女は言った。「だから、あの朝は私が遅刻しそうだったので、私たちを止められたのは神様のおかげだったんです」
まとめると、現在、様々な企業がBluetoothスピーカー接続機能付きのハンドスピナーを製造していますが、どうやら中にはその性能があまり良くない製品もあるようです。馬鹿げた話ではありますが、この話は真剣な懸念を提起しています。IoT(モノのインターネット)の旗印の下、ワイヤレス接続機能を備えたモノが増えるにつれ、粗悪なバッテリーや電源による発火のリスクが高まっているのです。
より多くのものがインターネットに接続されるようになるだけでなく、それらを作る人々は、必ずしも防火や製品設計といった分野について十分な訓練を受けているわけではありません。「インターネット・オブ・クラップ」と呼ばれるこの世界で、ずさんな製品がますます増えるにつれ、このような話はますます頻繁に聞かれるようになるでしょう。®