Googleの決済およびNext Billion Usersイニシアチブ担当副社長兼ゼネラルマネージャーのシーザー・セングプタ氏が同社を退社する。
セングプタ氏はリンクトインで「グーグルの将来については依然として非常に前向きだが、補助輪なしで乗れるかどうか試す時期が来た」と述べ、今こそ「冒険して新たな使命に乗り出す」時だと付け加えた。
「Googleでプロダクトとチームビルディングの学校に通ったような気分です」とシンガポール在住のセングプタ氏は語った。彼は4月30日が最終日となると発表した。
セングプタ氏は2015年にGoogleの「Next Billion Users」イニシアチブの副社長に就任した。この取り組みは、主に発展途上国における新規ユーザーの獲得を目的としている。Googleはこの取り組みを「文明化へのミッション」と位置づけており、セングプタ氏の送別メールには「私たちの魔法を最も必要としている人々」と記されていた。しかし、Googleは新規ユーザーのデジタル世界の中心となることで、大きな利益を得ることになるだろう。
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セングプタ氏によれば、2015年から2020年の間に15億人以上がインターネットを使い始め、2025年までにさらに10億人がログオンすることになるという。
「金融包摂から言語翻訳まで、テクノロジーの未来を形作っているのはますます彼らのニーズとアイデアだ」とセングプタ氏は2020年10月のブログ投稿で述べた。
間もなく元グーグル社員となる同氏は、ロックダウン中の趣味であるサイクリング(非常に平坦なルート -編集者注)以外、次に何をするかはまだ決めていないと語った。
— シーザー・セングプタ(@caesars)2021年2月27日初めての100km自転車旅!!!
ロックダウン中にロードバイクにハマって、この目標を立てました。結局、この挑戦は肉体的なものではなく、精神的なものになりました。これを達成したので、次はもっと速く走りたいです。マイク、ビクラム、スコット、アドバイスと励ましを本当にありがとう。pic.twitter.com/IbPrQ18ulg
フィンテックと新規ユーザーの採用支援の両方で大規模な経験を積んだセングプタ氏は、「補助輪」を外した暁には、多くの選択肢を持つことになるだろう。®