多くのオープンソース系の人々は、まだそこにいない場合は、月曜日にワシントン州シアトルに向かい、Cloud Native Computing Foundation (CNCF) の KubeCon + CloudNativeCon North America 2018 会議に出席する予定です。
クラウド中心のイベントは雨予報で、Kubernetesが広く普及しています。イベントは火曜日に始まりますが、パーティーのカクテルパーティーは含まれていません。しかし、月曜日にはプレスリリース関連の雨が降り、それほど重要ではない発表が前菜として提供されるでしょう。
マネージドハイブリッドクラウドサービスであるPlatform9は、Aruba Networks、EBSCO、Hewlett Packard Enterprise(HPE)、Juniper Networks、Snapfishといった、同社のマネージドKubernetesサービスの利用を開始した企業顧客を積極的に宣伝する予定です。Platform9の理念は、顧客にとって十分なサービスであれば、お客様にとっても十分であるということです。
Linux Foundation傘下のCNCFは、様々なプロジェクトを監督していますが、中でもKubernetesほど人気の高いプロジェクトはありません。Kubernetesは、もともとGoogleが開発したオープンソースのコンテナオーケストレーションシステムです。この非営利団体が8月に発表した調査では、IT業界の2,400人の回答者のうち約58%がKubernetesを本番環境で使用していると回答しており、これは、展示会に出席したほぼすべてのベンダーがK8sについて言及している理由の一つとなっています。コンテナに精通した人々は、Kubernetesという技術をK8sと呼ぶことが多いのですが、これはKubernetesという言葉を何度も口にしたり、何度も入力したりするのが面倒だからです。
Kubernetesはかなり複雑なため、簡素化を約束する企業は少なくありません。Banzai Cloudは、Kubernetesの設定、ログ記録、監視、セキュリティといった面倒な作業の一部を自動化するPipelineプラットフォームのパブリックベータ版を発表する予定です。
一方、TwistlockはプラットフォームバージョンアップとなるTwistlock 18.11をリリース予定です。このバージョンでは、Kubernetesのセキュリティ可視化機能に加え、Istio(Kubernetesネットワーク監視ツール)のセキュリティおよびコンプライアンスチェック機能が追加されます。また、PagerDuty、Amazon Web Services(AWS)Security Hub、IBM Security Advisorとの通知統合機能も搭載されています。
一方、Containous という会社は、クラウドベースの Traefik ルーターのオプション機能と有料版である Traefik Enterprise のパブリック ベータ版について話題を呼ぶと予想されています。
企業向けにコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、仮想化、そしてセキュリティを抽象化したAcropolisと呼ばれるソフトウェアを提供するNutanixは、迅速なアプリケーション導入を実現するNutanix Cloud Nativeというプライベートクラウドサービスを展開しています。監視などの様々な補助サービスをワンクリックで導入できるKubernetesを想像してみてください。
Loodseという会社も似たようなもの、Red Hat OpenShift向けのKubermatic Container Engineを展示するはずです。そしてKublr。これは、有名なクッキー会社が母音バーゲンセールで売っているような名前ですが、実際にはエンタープライズKubernetes管理プラットフォームとその背後にあるビジネスを指しています。Kublrバージョン1.11では、複数の環境にKubernetesクラスターをデプロイするという面倒な作業に、自動化と制御の強化がいくつか導入されています。
Kubernetes一色のテーマに沿って、Kubernetes向けストレージオーケストレーションシステムであるRookは、Cephのサポートが安定し、Cassandra、Nexenta EdgeFS、NFSといった他のストレージオプションと同等になったことを発表するはずです。ちなみに、Cephは分散ストレージシステムです。
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Kubernetesセキュリティ企業NeuVectorは、containerdとCRI-Oランタイムサポートを発表する予定です。コンテナ向けストレージを提供するStorageOS(Kubernetesとでも言いましょうか?)は、コンテナ指向ストレージのパッケージ化、デプロイ、管理ツールであるStorageOS Cluster Operatorをリリースする予定です。そして、KubeMQも忘れてはなりません。KubeMQは、コンテナ向けのエンタープライズ向けメッセージブローカーをリリースする予定です。仮想マシン間でデータを送受信したいというニーズがあるからです。
Elastic は Elasticsearch と Kibana Helm チャートのアルファ版をリリースしています。Kong は Kong Enterprise API プラットフォーム (API を制御するため) のマネージド サービスである Kong Cloud について説明したいと考えています。また、HyScale は多数のアプリケーションをコンテナー化して Kubernetes に移行するのに役立つアプリケーション配信プラットフォームをリリースしています。
その他にも、本日中にいくつかの製品発表が予定されています。ちなみに、Google CloudはマネージドKubernetesサービスであるGKE上でIstioのベータ版を提供する予定です。
レジスター紙は火曜日にこの種の件についてさらに詳しく報道する予定です。®