クレムリンのテレグラム戦争で国境で50のVPNが停止

Table of Contents

クレムリンのテレグラム戦争で国境で50のVPNが停止

ロシアの通信規制当局ロスコムナゾールは、テレグラムとの戦いに、よりきめ細かなアプローチをとっている。数百万のIPアドレスをブロックする代わりに、50のVPNプロバイダーが国内にトラフィックを流入するのをブロックしたと発表した。

先週末、規制当局のヴァディム・スボチン副長官は国営通信社TASSに対し、「当面の間」50のVPNと匿名サイトを特定しブロックしたと語った。

裁判所の判決を受けて、ロスコムナゾールは4月にAWSとGoogleの約200万のIPアドレスをDNS地獄にブラックホール化し、地元住民によるTelegramの使用を阻止しようとした。

無駄という言葉

ロシア、テレグラム取り締まりでGoogleとAWSのIPをブロック

続きを読む

4月下旬、同社はGoogleとAWS(およびもう1つのサービス)のブロックを解除したが、具体的な内容は明らかにしなかった。プレス発表では、「良質なインターネットリソースへのアクセスを制限しないよう、複数の海外ホスティングプロバイダーの3つのサブネットをブロック対象から外した」と述べていた。

このブロックは4月下旬から5月上旬にかけてロシアで抗議活動を引き起こし、起業家のアレクサンダー・ビカレフ氏はテレグラムのブロックにより新規ユーザーが自身のオンラインストアに登録できなくなったとして約8万ドルの損害賠償を求めて訴訟を起こした。

ロスコムナゾールは別途TASSに対し、次の標的は日本のメッセージアプリ「Viber」になる可能性があると語った。

スボチン氏は、Viberに対する具体的な措置を示唆しているわけではないものの、Viberはロシアでサービスプロバイダーとして登録されていないため、アプリをブロックするための前提条件はないと述べた。つまり、ロスコムナドゾールはViberを排除するために裁判所の助けを必要としないということだ。®

Discover More