英国のオンライン小売業者オカドの倉庫で、ロボット戦争の即席ゲームにより火災が発生

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英国のオンライン小売業者オカドの倉庫で、ロボット戦争の即席ゲームにより火災が発生

電子小売業者向け自動倉庫技術の運営・提供会社であるオカド・グループは、先週金曜日、ロンドン南東部エリスの顧客フルフィルメントセンター(CFC)で自社のロボット3台が衝突し、火災が発生したことを認めた。

同社は土曜日にツイッターで注文のキャンセルと「重大事件」のニュースを発信した。

誠に申し訳ございません。エリス倉庫で発生した重大な事故により、一部のご注文がキャンセルとなっております。対応が完了するまで今しばらくお待ちください。ご注文に影響が出る場合は、ご連絡いたします。よろしくお願いいたします。

— オカド(@Ocado)2021年7月16日

同社はその後、声明を発表し、火災は「グリッド上でロボット3台が衝突し、火災が発生したことが原因と思われる」と説明した。

「グリッド」とは、オカドの食料品移動ロボットが棚と倉庫から商品を運ぶ車両の間で商品を運ぶときに移動するコースだ。

オートストアがオカドに対して起こした訴訟で使用されたオカドのロボットの写真

オカドの「グリッド」。クリックして拡大

声明では、「建物の避難、スプリンクラーシステムの作動、ロンドン消防隊の出動など、適切な手順が無事に実施された」と付け加え、負傷者は出ておらず、「計画された火災緩和措置により被害は系統の1%未満の小さな部分に限定されている」とのニュースも伝えた。

The Registerは、数千件の注文に影響があったと認識しています。エリス工場は週に約12万件の注文を処理できるため、今回の事故による混乱は甚大です。

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オカドの声明によれば、同社の施設には「若干の残留煙臭」が残っているものの、「CFCの大部分は良好な状態にある」という。

業務に多少の混乱が生じることが予想されますが、できるだけ早く通常のサービスに戻れるよう取り組んでいます。施設は来週中に稼働を開始する予定です。ご注文に影響が出ているお客様には、今しばらくお待ちいただきたく存じます。

この事件はオカドにとって恥ずべきことだ。なぜなら同社は、自社の電子小売自動化技術がフルフィルメント業務を驚くほど効率的にするものだとして売り込んでいるからだ。

建物を停止させるような即興のロボット戦争ゲームは、同社の製品にはない特徴だが、今やそれが問題となっている。®

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